待機児童解消よりも保育の質を改善すべき
待機児童については、ここ数年前にとても話題になっていました。
各市町村ごとに、待機児童をどう解消していくかが課題となりました。
待機児童を減らすために、少し無理矢理に保育所の定員を増やしたり(規制を緩和させて)しています。
保育所に入りたいがために、十分に育休を取得できる環境にあるのにも関わらず、前倒しに復職して、より入りやすい0歳児から子どもを保育園へ入園させる家庭も。
以上のことをして、一時「待機児0になりました」ということを大々的に掲げている市町村もありました。
全てを否定はしません。
待機児童を減らせたという事実は素晴らしい結果だと思います。
しかし、保育の質という部分は大切にされていない気がします。
保育士不足は引き続いており、特に公立保育園は必要最低限の保育士しか各園に配置されていません。
保育士がたくさんいれば保育の質が確保されるのかと言ったらそれだけでは解決できませんが、日本はもっともっと保育の質を高めていかなければいけないと思います。
今でこそ、保育園の需要は高くなってきていますが、少子高齢化社会ですね。
今年の子どもの出生率も例年より下がりました。
数年後には、今ほどの保育園の需要は確実に減り、保育園が余るという統計も取れているそうです。
ならば、保育園はこれからはもっともっと保育の質にフォーカスをしていくべきだと思っています。
今後は、保育園が保育の質で選ばれていき、保育の質を高め合える時代になっていくことを願っています。
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