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M&Aで最も使われる言葉!?「EBITDA」

M&Aで最もよく使われる言葉は、EBITDAかもしれない。
イービッター、イービットディーエー、イービットダ、エビッター、などなど、人によって読み方バラバラ。
略語を無理やりローマ字読みしようとしてるので、バラバラになる。
現代サッカー最高峰のMbappe選手をエンパぺ、エムバペ、ムパッペ、ムバペーとかバラバラな呼び方をするのと同じ!?
名前は正しい読み方があるので、ちょっと違う気もする。

話が逸れたが、EBITDAは、最初の譲渡相談面談で必ず聞かれる「当社の価値はいくらですか?」の時に使うし、その後の評価から提案から監査から、とにかくずっと出てくる。

正確な意味は敢えて無視して、=「営業利益+減価償却費」と捉えてもらって概ね問題ない。

何故ずっと出てくるかというと、EBITDAを買収価格算定の指標に用いることが多いからだ。

減価償却費というのは販管費の中で、特殊な経費項目だ。
減価償却費の説明は少し長くなるので割愛。
経費なので、利益を減らす項目となる。
しかし、減価償却費はあくまで会計上のことで、実際にその費用分の支払いが生じることはない。
ただ会計上、利益を減らすのだ。

実際に支払いのない経費なら、本来その分だけもっと利益が出ているということで、減価償却費を経費として組み込む前の数値、すなわちEBITDAを評価に活用する。

こう書くと、減価償却費とはなんなのか、何故営業利益を評価指標に用いないのか、を説明しないといけない雰囲気になってきたので、また次の機会でそれは説明することにする。

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