メンタル不調の方向け「座談会・ワークショップ」をはじめたワケ
1.はじめに
はじめまして、精神保健福祉士の中川洋と言います。
リヴァという会社に2014年に入社して、それ以来支援のお仕事をやっています。リヴァという会社は、「自分らしく生きるためのインフラをつくる」を企業理念にして、うつ病など精神障害をお持ちの方への再発予防訓練、職場復帰・再就職支援などを行っています。
2.いま取り組んでいること
現在、早稲田メンタルクリニックの益田先生にご協力をいただき、メンタル不調を感じている方を対象にした「座談会・ワークショップ」の企画運営に取り組んでいます。
対象者は、現在お仕事をされている方だけではなく日々の生活の中で心身の不調を感じている方も含みます。通院中の方も、現在通院されていない方もご参加いただけます。
2021年4月24日(土)に初めて開催をして、2回目を2021年5月29日(土)に開催、3回目を2021年6月26日(土)、4回目を10月16日(土)、5回目を2022年1月29日(土)に開催しました。(オンライン開催・全国から参加可能)
※現在はお休み中です。
3.なぜやろうと思ったか
一言でいうと、「メンタル不調を感じる方がもっと気軽に参加できる通院以外の選択肢をふやしたい」と思ったからです。(もちろん、心身の不調を感じたときは適切な治療を受けることが大切なことは大前提ではあります)
メンタル不調により通院しながら働いたり生活を送っている方の中には主治医のほかに相談する場所が少ない方や、服薬の他にストレス対処方法をあまり持っていない方が一定数いらっしゃると思います。
また、メンタル不調の兆しがあるものの通院しておらず相談する相手もいない・相談先が分からないという方も一定数存在すると考えています。
これらの方々に対し、参加ハードルが低く、安心して自分のことを話せる場や、日々の仕事や生活のつらさを緩和するヒントが得られる機会、適切な支援につながるきっかけをつくれると良いのではと考え「座談会・ワークショップ」の開催を企画しました。
じつは最初のきっかけは、早稲田メンタルクリニックの益田先生が以前から想いをもって開催されてきたクリニック内の座談会(わたしも参加させていただいたことがあります)がコロナ禍で開催ができなくなったと知り「わたしに何かできることがあればお役に立ちたい」と思ったことでした。
その後おそらくTwitterだったと思いますが、益田先生に勇気を出して「座談会やってみたいです」とお伝えしたところ快諾くださり、トントン拍子に話が進み2021年4月の開催に至りました。(益田先生の決定力や推進力にはいつも刺激をいただいています。汗)
4.今後のこと
今後は、まず半年間くらいを目標にできるだけ定期的に「座談会・ワークショップ」の開催をしたいと思っています。益田先生とは「できるだけ細く長く続けていきたいですね」と話し合っています。
お仕事をされている方が参加しやすいように、土曜日だけではなく平日の夜も開催できないかと検討をしています。
わたし個人の活動としては、会社主催という形であってもこのような企画を一人で一から設計・運営するのは初めての試みで、わたしにとって大きなチャレンジです。
これからも、この挑戦の過程をnoteやTwitter、YouTubeなどで発信していきたいと思いますので、もしご興味を持ってくださった方がいましたら、ご参加や応援していただけるとうれしいです。