発達障害について思うこと
今、お仕事で「発達障害」についての記事を執筆しています。
その中で色々と思うことがありましたので、書かせていただきます。
「発達障害」とは、生まれつきの脳機能の発達の障害により、学習・言語・行動などに何らかの隔たりが出る状態のことをいいます。
発達障害には、ADHD(注意欠陥・多動性障害)・ASD(自閉スペクトラム症)・LD(学習障害)などの複数の分類があります。
自閉スペクトラム症の約半数は知的障害を伴います。
知的障害のないものの中には、アスペルガー症候群があり、特定の分野で優れた能力を発揮する一方、コミュニケーションに困難が生じる等の特徴があります。
発達障害には、グレーゾーンとされる方がおり、診断基準を満たないだけで、発達障害の特性の一部を持っているとされています。
実は私の家族にも、「発達障害」なんじゃないか、と思われる人がいました。
診断基準に当たるような基準は満たしていることが多く、いわゆるグレーゾーンに近いのかもしれません。
・集中力を欠き、多動性でじっと座っていることができない。
・周りと上手くコミュニケーションが取れない。
・特定の興味・関心のあるものに強いこだわりを持つ。
でも、私の親は医療機関を受診させて、「発達障害」の診断を取らせませんでした。
その理由は、「障害」と名がつくものをもらってしまうと、その後の本人の人生に良いか分からないし、第一、身体に問題はないから障害というほどのものでもない。
エジソンはADHDだったらしいし、アインシュタインもアスペルガーだったと言われている。
つまり、ややコミュニケーションに問題が出るかもしれないけど、一つの事に突出したこだわりを持つ性格。
いわゆる「天才肌」というだけじゃないか!
と、超ポジティブ思考でした☆笑
もちろん、色々なご家庭の方針があるかと思いますし、「発達障害」の診断を経て「障害者手帳」を取得されている方がいらっしゃるのも存じております。
その方が福祉・支援を受けられることもありますので、否定する気はございません。
ただ、持つべきマインドの問題なのですが、「自分は障害者なのだ」と自己限定したり、「どうせ人並みの事はできないんだ」と自己卑下すると、本来できる事も、どんどん出来なくなってしまうかもしれません。
それよりは、「自分は天才肌なのかもしれない!エジソンやアインシュタインと同じタイプの性格かもしれない!」と本人が考えられた事は、家族が明るくポジティブに生きていく上で、大切だったと思います。
障害は病気ではなく、本人の個性の一つ。
そう信じ続けてくれた父。
「発達障害」診断をしなかったグレーゾーンの私の家族は、良いのか悪いのか、自分の個性に正直に生きております。
時々、人とぶつかる事もあったけれど、「この子はちょっと尖っている部分があるけど、それも個性の一つなんです。家族思いの優しいところもある子なんです」とその度に庇ってくれていた両親。
普通の子と同じように接して育ててくれた親のおかげで、伸び伸びと育つことができて、今のあの人がいると思います。
そんな方針の家族もいるんだよ、という事を知っていただき、勇気の原理にしていただければ幸いです。
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