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松下幸之助「経営心得帖」より☆経営の心得7選!

今日も記事をお読み下さり、誠にありがとうございます!
いつもいつも、読みに来てくださる皆さまがいて下さり、とても嬉しいです。

経営の神様と呼ばれる松下幸之助先生。

以前、「欠点を強みに変えた人②松下幸之助」と題して、松下先生のルーツにあたる話をご紹介しました。

松下幸之助の本は沢山あるのですべてを読んでいる方はあまり多くないかもしれませんが、全体的にとても平易な文章で書いて下さっており、初心者でも分かりやすい語り口調の文章が多いことが大変助かります。

今回取り上げる「経営心得帖」も、薄くて分かりやすい本ですが、さらにポイントを絞って、分かりやすく解説していきたいと思います!


経営の心得7選!

今回は「経営心得帖」の第一章から、経営の心得をポイントを7つに絞ってご紹介できればと思います。

①興味をもつ

販売のやり方、広告宣伝の仕方、人材育成の方法などを考えていけば、改善すべきところはいくらでも出てきます。

今非常に栄えて順調にいっている会社であったとしても、常に経営や商売の上に新しいものの見方を加え、必要な改善を行っていかなくてはなりません。

それをしていくか、していかないかによって、その会社や事業がさらに発展を続けていくか、衰えていくかが決まってきます。

経営の面でも技術の面でも、改善点を見出して、創意を働かせて新しいものを生み出すのが面白くて仕方がない、という場合はうまくいくことが多いです。

改善の余地があって、それを実現して成果を生み出していけるかは自分の商売・経営にどれだけ興味を持っているかにかかっています。

②苦情を生かす

苦情を言ってくださる存在というのは非常にありがたい存在です。

苦情を言わない方は、そのまま、「もうあそこの製品は買わない」で縁が切れ、終わってしまいます。

しかし不満を言ってくださる方は、そのときには「もう買わないぞ!」となっていたとしても、こちらの対処の仕方時代では誠意が通じ、かえって縁が結ばれることがあります

③信用を増す売り方

とある会社のお話。
自社製品を西ドイツ(当時)に輸出する際、西ドイツ一流の問屋に対し、「ドイツでいちばん評判のいい一流品と同じ値段にしたい」と交渉したそうです。

すると、当然ですが、「日本の他の会社の品物はそれより一割五分安い。おたくの消費だけドイツの一流品と同じというのは高い」と言われたそうです。

それに対しての切り返しの言葉がこちら。

「この品物はあなたの国の一流品と品質において劣りません。同じ値段で売るのが当たり前です。ただし、売っていただくには“日本の一流品”という説明がいるでしょうから、説明料として、ドイツの一流品より三分だけ安くしましょう」

日本人でここまでのことを言ってのけた方がいないため、意外にも先方には喜ばれ、話しがまとまったそうです。

交渉の仕方次第で、他社よりも高い値段でも、相手方に受け入れていただき、なおかつ喜んでいただく、という方法があるとは驚きですね。

④自己資金の範囲で

日本の会社や商店が借金経営に走りがちだったのは、一つは敗戦によって、みんながお金も物もなくした状態の中で、お互いに信用を供与し合ってやっていくしかなかったから。

「これからは、借金をせずに、蓄積した資金、自己資金の範囲で商売を行い、会社を経営していくように切り替えなくてはならない」、と松下幸之助は考えていました。(無借金経営

無借金経営といっても簡単な話ではありません。他の会社とも競争しているため、ただ高く売って儲けようとしても、お客様は買ってくださいません。

すると結局、工夫や努力で原価を引き下げたり、きめ細かいサービスでお客様に奉仕するしかない。

お客様に喜んでいただきつつ、自分も適正に儲ける。
経営の体質も改善される。

これは、決心さえあれば必ず可能な話だ、と説明されています。

⑤歓喜をもって仕事する

仕事が面白くない、商売に喜びを感じられないということでは、その人の人生は不幸になってしまいます。

同じ仕事をするならば、「歓喜をもって仕事する」ことが寛容です。

大切なのは、適材適所と、自分の携わっている仕事は人々に喜ばれているのだ、という心持ちを持つ事。

⑥物心ともの貢献を

商売や経営の使命は、さまざまな物資を豊富に生産、供給、販売して、人々の幸福を豊かにしていくこと。

一方、人間の生活は物質面が豊かになればそれでいいわけではない。

物質面だけでなく、精神的な豊かさ、心の高まりもあわせて考えていく必要があるのではないでしょうか。

物心ともに豊かな社会の実現に貢献していくこと、正しい商道徳を打ち立てる事が、今強く要請されているのではないか。

そのように松下先生は提唱されていました。

⑦命を懸ける真剣さ

経営というものは、どういう事態が起こってくるかをある程度予測して、それまでに必要な対策を立てて静かに時期を待たねばなりません。

そこに(経営者によって)差がでてくるのは、実行力に欠くというか、言い変えれば、感じ方にもうひとつ真剣さが足りないということではないでしょうか。

経営とは単に頭がよいとかでうまくいくものではなく、やはりそこに命をかけるというほどの真剣さがあってはじめて、「何をいつどうしなければならないか」という勘も働き、「力強い実行力」も生まれてきます。

<まとめ>

いかがでしたでしょうか?
今回のポイントをまとめておきます☆

松下幸之助「経営心得帖」より経営の心得7選!

①興味をもつ
②苦情を生かす
③信用を増す売り方
④自己資金の範囲で

⑤歓喜をもって仕事する
⑥物心ともの貢献を
⑦命を懸ける真剣さ

「経営の心得」といいつつ、 優しい言葉で書かれていますので、みなさんぜひお手に取ってみてくださいね!
ひょっとしたらnote運営にも生かせるかも?と私は思っていたりします♪


最後までお読み下さり、ありがとうございました。


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