【月刊お気楽フリーランス論 Vol.2】「こうありたい自分像」の作り方と8段階の目標設定・ロールモデルの重要性 これで次々と高みに行ける!+打ち合わせに良い飲み屋13軒
当初はこの件については最後に書こうかと思っていたのですが、やっぱり、初期の頃に書いた方がいいと思い、第2回に書くことにしました。私は『夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘』(星海社新書)という本を書くほど、「夢」については懐疑的でした。ただ、全面的に否定をするというわけではなく「『夢』ではなく、『実現可能な目標』を大事にしましょう」という、「夢」よりは現実的な目の前にある目標をクリアすべきだと論じたのです。あ、私の人生全般の「目標」は、「金銭面で不自由のない生活をする」程度です。上のサンマの画像について。今年はサンマがけっこう高いですが、食べたいと思ったら若干躊躇しつつも2匹980円のサンマを買う程度の人生は送れたらいいですよね。980円で買ったら翌日3匹500円だったのでまた買っちゃいました。
さて「こうありたい自分像」の件については、私自身、常にやり続けてきました。一つミッションコンプリートをしたら、自分のレベルが上がっていき、それがその「実現可能な目標」に近付いていく。つまり、この「実現可能な目標」を次々と達成することにより、15年前の「夢」が実は叶っていた……ということになるのです。ですから私は決して夢の否定論者ではありません。あくまでも「荒唐無稽な戯言を言うのはやめろ。現実を見たうえで夢を語れ」と言っているだけです。
荒唐無稽な戯言とは、たとえば20歳になった時、野球をした経験もないのに突然「オレ、プロ野球選手になりたい! 来年のドラフトにひっかかるよう、今から始める!」と言ったり「オレ、法律の勉強したことないけど、1年で司法試験受かる!」と言うことです。あとはライターにしても、なった年にいきなり編集者から「新書で初版1万5000部、ドーンとぶちかましましょうや! 企画は通しておきました!」みたいなことが起こる、ということです。
今回は「実現可能な目標」をいかに私が着々と達成し、結果的に「夢」を叶えたかについて書いてみます。私が描いていた夢は本当にシンプルです。いや、「夢」というよりは「こんな姿になっていたら本当にステキでオレは幸せだろうな~」という「理想像」を思い描くことです。それを夢想し続けていたら、本当に叶ってしまったのです。ですから理想像を持つことは大事です。
【理想像】作家・椎名誠さんのように、自由に文章を書け、編集者と一緒に酒を飲みながら打ち合わせをしたい。できれば、椎名さんといつか仕事をしたい。
上気写真は、そんなことを日々考えていた31歳の時の私です。なんで毛沢東のTシャツ着てるんだよ! あ、本題に入る前に、当マガジンのVol.1で挙げた連載で何を書いているかを補足しますね。「一体お前は月40本の連載を書いている、と言うけど何を書いておるのだ」と思う方もいらっしゃると思うので。これが実は「自由に色々書ける」状態でもあります。
一体ワシは何を書いているのか
東京新聞(その週にあったネット上の騒動報告)/週刊新潮(社会批評になっていれば基本何でもOK)/週刊SPA!(ネット上で発生した事件についての深掘り)/週刊ポスト(ネット上で発生した事件やバカの紹介)/日刊ゲンダイ(書評・書籍は自分で選ぶ)/紙の爆弾(世の中に存在する「格差」について)/TABLO(平成の記録を紡いでいく)/産経Biz(ビジネストラブルの回避方法)/ぐるなび(食に関することだったら何でも)/BLOGOS(今月のあっぱれ、と題し、ホメたい人をホメる。前回「開店休業状態」と書いたら編集長から「また書いてね!」とメールが来た。ありがとうございます!)/プレジデントオンライン(基本自由。まぁ、ビジネスに関すること)/東洋経済オンライン(プレジデントと同じ)/マネープラス(お金に関することだったら何でも)/FINDERS(過去のネットの炎上騒動をキチンとデータベース化する)/QJジャーナル(最新のネット事件簿から論考を書く)/博報堂のオウンドメディア「Centraldot」(過去の博報堂と今の博報堂の違い)/AM(エロ話)/NEWSポストセブン(ネット事件簿)/マネーポストWEB(生き方・お金に関するものであればなんでもOK)
さて、椎名氏から仕事と一緒に仕事をする件についてはヨッピーさんに以前取材していただいた「夢」を追いかけるのは本当に良いこと? いろんな酔っ払いに聞いてきたで、話しました。2015年、椎名氏の「青春三部作」の第2作『新橋烏森口青春篇』が小学館から文庫化されるのに合わせて「解説」と「帯」を書かせてもらいました。
写真は同記事から失敬しました。スイマセン、問題ありましたら連絡ください。ワシも本は家にあるものの、帯はなくなってしまいまして……。
最初に憧れた2歳年下の人物
さあ、今回のVol.2では、「将来なりたい自分像」をいかに描くのがとんでもなく大事であることを書いてみます。本マガジンでは、かなり具体的な「手法」「やり口」を書いていきますが、今回はちょっと恥ずかしいけど「精神論」に近いかもしれません。さて、突然登場するのが、私が博報堂社員だった2000年11月にお会いしたフリーライターの友清哲(ともきよ・さとし)さんです。
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