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仕事を通じて視えたこと

僕は現在、自動車部品の製造会社に現場作業員として従事しています。


過去の職歴はと言うと…
・ディスカウントストアの店員(バイト含めて約3年)
・バックミラー部品の製造業(約9年半)
・擬石製品の営業(約2年半)
・ダッシュボード内の吸音材部品の製造(約4年〜現在に至る)


…とまあこんな感じです。
社会人になってから19年間の約7割以上は自動車部品の製造に携わっているんですね。(自分でこれを書いていて改めて割合を知り驚いている)


そしてここからが本題となるんですけど、現在の職場以外はほぼブラック企業で過去の15年位は社畜(表現がこれしか無い)状態でした。


特に9年以上勤めたバックミラーの製造会社で技術課に異動してからの最後の3年間は本当に地獄の日々でした。

当時の役職は主任でしたが、業務内容は課長と同等で手当は月2000円程度。そして月20時間以上の残業は認めないと言われていたが、若さ故に反抗心で頑張ってしまい月80時間以上はサービス残業をしていました。

そして極め付けは上司(直属が常務でした)からほぼ毎日の様にお説教を30分以上されていたので精神的にも本当にボロボロになっていました。

「辞めようかな…」と脳裏に浮かんだタイミングで、何とタイミング良く会社が本社に集約(子会社を畳むって事でした)となったので会社都合で退職となりました。


退職して新しい職場になって思ったのは、ブラック体質にかなり耐性が出来てしまい大概の事は辛いと感じなくなっていました。

こんなエピソードがあります。
擬石の営業で入社した会社は超精神論な社長で、社員教育研究所が運営する通称「地獄の訓練」に入社早々研修として行かされました。

前情報でかなりビクビクしながら臨みましたが、個人的な感想としては「前職が地獄過ぎて全然こっちの方がラクじゃん!」って素直に思ってしまいました。

そのせいか、訓練生全体でなんと3位で卒業する事が出来ました。(この訓練は最短13日で卒業出来るのは約13%で、基本的には最大16日目までの補習がある)


そこで何を伝えたかったかと言えば「辛いことを乗り越えて自分の糧にさえすればそれ相応の知識や経験が武器になる」ことです。

しかしこれは完全な諸刃の剣なので、人によっては潰されてしまい再起不能になってしまう可能性の方が高いと思います。(僕はかなり子分気質?兵隊気質?だったので耐えれたと思う)
なので一切オススメはしません!


今はその超精神論な会社も色々な理由があり退職し、また自動車部品の製造業で再起したつもりで日々頑張っています。

もちろん地獄の訓練はネタとして同僚に話をし、そんな世界もあるんだよと伝えているんですけどなかなか笑ってくれず引かれる方が多いですね…。

そしてまた自分の中で新しい動き(情報?)がありました。
僕より少し前に入社した歳下のメンバーが現在係長補佐をしているんですが、その人が4月より係長になり僕が係長補佐になるとの事です。

もういい歳なのでそんな事(出世)は無いと思っていましたが、なぜ僕なのか理由を聞くと「とにかく何にでも頑張る姿勢や挨拶の大きさ」などが評価されているとの事。

「何だ…地獄の訓練でやったことがここで活きてるじゃん…」と複雑な想いになってしまった事はここだけの話にしておきましょう。


なので人生は本当に何があるか分からないし、どんな経験が役に立つか分かりませんので、与えられた役割をとにかく全力でこなす事で道が開けていくと思います。


長々と読んで頂きありがとうございます。
もしこの記事が好評(スキが多くついたら)でしたら、自分自身の体験をメインに仕事に関する内容も色々と書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

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