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クリエイティブはどこから入るか

ぼくたちクリエイティブという少しこっぱずかしい名前のつく仕事は末端(わるい意味ではなく最後あたりという意味)を担うことが多い。というか、クリエイティブ=制作という認識が広まりつつある気がする。これは副業ブームで動画編集やデザインがちやほやされていることの影響かもしれない。しかし制作までには実現したいことがあってコンセプトがあってやりたいことや企画があって設計図があって、と、たくさんの工程がある。その部分は話や資料でだけ知って、制作だけを依頼されることもある。正確には「あった」だ。ぼくの場合。制作だけの依頼はむずかしい。特にコンセプトや企画開発をするようになってからは、制作だけ任された際に、これで目的が果たせますか?という企画も多く目にした。
ぼくは以前、映像制作会社で会社唯一のプランナーとして働いていたのだが、そんなぼくたちにお願いされるのはもちろん映像制作だ。でもぼくは企画を考えていて、「これを解決するのは映像より新聞だよなぁ」とか「リアルイベントやった方が効果的だろうなぁ」とか思うようになっていた。でも映像の依頼なのだ。映像の企画を考えてくださいと。制作より前にある企画の段階でもこういうことが起こる。制作をメインに仕事をしていくことに限界を感じて自分で会社をやりはじめた。いまも企画からの依頼もあれば制作だけの仕事もある。それで上手くいくならなんの問題もない。精いっぱいやらせてもらってます。ただやっぱりプロジェクトの最初から声をかけてもらえれば、もっといろんなことを提案できたのになと思うこともある。
そういう意味でもブランディングが注目されているのはいいことだ。都合のいいことばになりつつある危うさもあるが、本質的なブランディングで結果をだす。そのために弊社の資料を見直しています。きのう話してわかったことは、ぼくたちは自分たちのためではモチベーションが保てない人種だということ。自分たちを売りこむことがにがてな我々だけれど、やらなきゃいけないんだと奮いたたせています。まだ現れていないだれかのために、やらねば。


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