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依存症と精神科の薬

福祉の仕事に、特に精神保健福祉士の分野に関わってからは、依存症(addiction)の方と接する機会は途切れなくあります。

社会にはアルコール・お酒など依存症になりうるものは多く存在しています。

もちろん適量飲むこと、節制できれば好きに飲んで構わないことなのですが、それができない状態になっている・周りの環境がそうさせていると、「やめたくてもやめられない」という状態になります。

最近は、性依存やギャンブル依存、スマホ依存など新たな依存先が生まれてきています。

アルコール自体は、昔も今も、飲んで当然・付き合いとして飲まなければという価値観があり、お酒を飲まない・飲めないことに対する理解はまだまだと私は考えています。

一方で精神科を受診する、精神科の薬を飲むことについてはなぜ受診するのか、薬を飲むのか・薬に害があるのではないか、という根強い偏見があります。

薬については、どんな薬でも依存性や害があります。精神薬だから依存性がある、ということはなく。

快楽を求める、という意味ではドラッグストアでも売っている風邪薬や咳止めを大量に飲むことで得て、結果的に薬物依存症になるケースが増えています。

精神科の薬については、医師の指示のもとに服薬するのであれば、安全性は担保されていると言えます。

その中でも、医師に相談することなく薬の量を減らしたり、増やしたり。大量に服薬してしまうと依存症になるリスクは勿論、回復する道が長くなります。

どんな薬でも、プラスにもなれば、飲み方によっていくらでもマイナスになるということは、誰もが知っておくべきことと思います。




皆様にわかりやすく、また理解していただけるような内容を目指します。サポートして頂けると幸いです。