発達障害者の車の運転

注意力が要求される車の運転。現在はてんかん発作既往ですと運転免許自体が取れない時代です。

私の普通自動車免許証(MT)

私が車の免許を取ったのは2000年前後です。当時はマニュアルで取る方が多かったので自然とMTで取りました。
初めは親戚や親の車で運転していましたが、運転免許取ってから間がないのに、旅行先で流れからレンタカーを運転することになったのは今となってはいい思い出です。
その時はまだ発達障害の診断を受けていませんでした。

社会人になってからは、仕事で車を運転するようになり、最初は精神科訪問看護の訪問で、その後は利用者の送迎・通院や納品で運転する機会が増えました。
プライベートでは1年に1回旅行でレンタカーを運転する機会があるかないかですが、特に苦手意識はありません。
現在はゴールド免許です。

発達障害者としての車の運転

プライベートで親戚家族を乗せて運転することに、現在は特に苦は感じていません。一人で運転するのが特に安定していますね。

対して仕事で、特に会話しながら運転するのは苦手でした。理由は気が散るからです。仕事ですと話す内容や言葉遣いを気をつけなければならない分、運転との両立が辛いです。
交通事故の経験はないですが、話すのに気を取られて道を間違えた経験はあります。
ADHD特性としての注意力散漫が、私自身のメンタル安定で抑えられないと事故率は高くなるでしょうし、余計仕事での運転は怖くなりがちです。

車を運転する機会の多い福祉の仕事

車で送迎をすることがある通所施設は専門の運転手がいない限りは、スタッフ(特に男性)が運転手になりがちです。
私が就労継続支援B型で働いていた頃は、物品の納品で車を運転していましたが、まれに利用者の送迎もありました。
現在は就労継続支援B型でも利用者送迎をする事業所がありますよね。

車の大きさは、ハイエース、日産セレナは私は乗る機会が多かったです。
ハイエースはさすがに個人では乗る機会はないので、慣れが必要でした。
セレナぐらいでしたら、私は苦にしませんでした。
軽自動車は、私は座高が高いので、高さがないと運転が辛かったですね。

福祉の仕事の車での通勤

現在東京23区在住で交通の便は良いですので、車を持つ必要はありません。
一方新人の頃は東京の多摩地域に住んでいました。私の勤めていた施設は駅から遠かったですので、自転車通勤は辛いものがありました。
丘の上にあるような福祉施設でしたら、バイクか自動車が必要でしたでしょう。

障害者全般の車の運転の話

障害者であっても、例えば下半身不随の方でも改造をすれば運転できる時代になりました。
聴覚障害者であっても、規定を満たせば車の運転は可能です。

ですが、仕事の車ですと、業務用の車の改造が合理的配慮に反するかどうかは、現時点では把握していない話です。

逆に車の運転が難しい障害を持っている場合、仕事で車の運転が欠かせないとなるとその時点で選択肢が狭まります。
都心のような交通の便が良いところならともかく、地方の車社会になると、移動で車を使うことが必須となり、これも職業の選択肢が狭まる結果になります。

現在はリモートワーク、在宅ワークが広まっている時代で、そこまで車の運転が重要ではないと思いますが、、、
障害者雇用で車の運転免許必須はないでしょうけど、未来はどうなるのでしょうか?

皆様にわかりやすく、また理解していただけるような内容を目指します。サポートして頂けると幸いです。