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チック症について思うこと

最近周りにいる方のチック症状が気になります。
とはいえ、チック症状って何があるのかと聞かれると、全部言えません。というわけで今回はチック症状について。

Wikipediaの説明はわかりずらいので、ドクターズ・ファイルから引用。

今あるチック症の知識

特定の独特の息遣いであったり、ある特定の動作、独語または独り言、オウム返しやある言葉の繰り返し、舌打ち等は多くのケースで私は見てきたことです。
(まばたきが多くなるは、あまり見たことがありません)

しかしながら、支援員としてはその方の特性の一部と捉えていいました。

また私はチック症を「振戦(主に手の震え)」と混同してしまいそうです。
(振戦の方が私はケース多く見てきたので)


ただ、診断名に拘るよりは、今目の前にある症状に向き合わないと意味ないことで、チックか否かについては分析してませんでした。

音や音声のチックによる周りへの影響

私は聴覚過敏があるため、(チック症を含めた)特定の音や声に対してはどうしても過剰に反応してしまいます。ストレスは確実に溜まります。イヤーマフを装着するにしても、原因となる声や音を発生させる方への対処がなされないと、余計納得できないことです。
まだ、支援員であった時は、症状を把握して他の利用者の様子を見ながら、都度声掛けができました。ですが、利用者の立場ですとご本人に聞かない限り病状はわかりません。
当たり前ですが、利用者同士で障害に関する話をするしないは、本人の自由ですし強制されるものではありません。
とはいえ、お互いの障害の理解がなければ、チック症を受け入れる以前の問題と思います。

薬で抑えるのは難しい

チック症の症状を薬で抑えることは、現に行っていることですが限度があり、完全に鎮静するのは難しいと思います。
てんかんにおいても言えることですが、こういった症状を抑えるために薬を増やすと寝たきりレベルになってしまい、ADLが確実に下がるとと思われます。
ご本人に動作の抑制を促しても、ご本人が問題視しない・または既に症状について気にしている状態であれば、プレッシャーから余計症状が酷くなるリスクが高くなるのではないでしょうか。

私が以前いた福祉施設では、重度のてんかん発作既往者に、ADLを重視して薬の量を減らし、ある程度の発作発生については許容(勿論その都度投薬などの処置はする)など対応していました。

音の環境問題は深刻

騒音問題はアパートやマンションで発生することはよく聞きます。
福祉施設の場合は、居室が個室であっても、食事や訓練・作業をする部屋は総じて大きいスペースの部屋です。
パーテーションは視覚過敏でもある私にとっては大変助かるものですが、音の遮断には限度があります。
音に苦痛を感じる人間だけが、音の対策をするというのは納得できないことです。

障害の理解

同時に、チック症で症状を抑えることができない人にどう対応するか、でしょう。症状を抑えるから解決ではなく、環境面やメンタル面など先に行えることはたくさんあると思います。
個別対応ではない、チック症への画一的な対応や差別の解消について考えられることを望みます。


皆様にわかりやすく、また理解していただけるような内容を目指します。サポートして頂けると幸いです。