生活保護になりました。
元々体調が悪い中、仕事を続けていましたがこのたび仕事を辞め、生活保護を利用して暮らすことになりました。
簡単に生活保護のこと
生活保護には世帯単位の原則、補足性の原理といったことが求められます。世帯単位とは、生計を共にする世帯を生活保護を受ける単位とするという意味です。例えば収入がある家族の扶養に入っていたり、家は別で暮らしているが子どもから十分な仕送りを受けている、となると世帯単位の原則に外れます。
補足性の原理とは、利用できる制度や収入、資産などあらゆるものを浸かっても、なお最低限度の生活費に足りない場合に、生活保護が補って支給するという意味です。障害や病気のある方で、障害年金を受給していたり、各種保険金が受給できる場合、年金+生活保護が最低生活費を補充する形で支給されます。
貯金の場合は定額貯金、積立貯金、生命保険や自動車は原則なしの方向になります。(地方によって解釈は違うと思いますが)
実際受給できる金額
私の場合、都内で一人暮らしをしています。住宅扶助=家賃の補助は東京都内では1人暮らしの場合月額53,700円です。実際の家賃が基準から少し足が出ている状態でしたが、この問題は今はクリアになりました。ただ将来的には53,700円の賃貸物件に引っ越す可能性があります。引っ越す場合は、これも生活保護から費用は支給されます。
医療費については、現物給付=無料となります。ただ生活保護法指定ではない病院に通院できなかったり、通院ごとに医療券という証明書を福祉事務所に依頼して出してもらう必要があります。(緊急の場合は福祉事務所から病院に直送できますが)
その他、障害福祉サービスや介護保険サービスについても、自己負担金が無料になります。就労継続支援B型や就労移行支援、介護保険のデイサービス、ヘルパー派遣なども自己負担がなくなります。
コロナウイルスと生活保護の絡み
今回の私の生活保護の利用は、直接コロナウイルスとは関係ないのですが、迅速に手続きをしていただいた印象です。標準は申請受理から2週間ほど時間が必要です。(受理後14日以内に返答すると法律で決まっています)
ご自分が生活保護の基準にあたるかどうかは、一度相談すると良いと思います。
私のこれから
現在身体の方は元気なのですが、メンタルの疲労や調子の波がまだ不安定です。1日は集中力続くとしても、週3日、5日続くとどうなるかはまだ何もわからないです。コロナウイルスの一件が落ち着けば、通うところを見つけ、社会復帰を考えたいと思っています。
一時は活字を読むのがかなり辛く、漫画も読みづらかったのですが、落ち着く時間は増えてきました。
福祉の仕事の復帰するかどうかは置いといて、今は情報発信や過去の業務について参考になることを書ければと思ってます。
支援スタッフが生活保護?と思うでしょうけど
社会福祉士や精神保健福祉士を持っていても、体調は悪くなります。その上で支援を受ける側になって、生活保護の利用になっちゃった、っていうのは葛藤は0ではありません。ただ、福祉制度を上手く利用する術は、支援する側として見聞きしてきましたし、生活が辛い段階で「プライドを掲げて使える制度を利用せず拒む」っていう選択肢はなかったです。
皆様にわかりやすく、また理解していただけるような内容を目指します。サポートして頂けると幸いです。