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ハイボール経済学。

もりです。

ハイボールが好きで、いつでも、どこでも、だれとでも飲んでいます。

ガバガバ飲んでいると配偶者からの冷たい視線を感じますが、暑いので丁度良い。ではなくて、家計にも関心のある所をアピールする必要があります。

普段の行動がどれだけ経済的か、検証してみましょう!


『酒税』というものがあります。

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上の図にある『低アルコール飲料』の上限規制は『9%』になっています。度数1%~9%まで全て同じなので、この税法ガバガバですね。
ここ2年くらいで缶酎ハイのアルコール度数が倍々で上がってきていて、みなさま「このペースで上がれば4年後くらいに100%を超えちゃう?」と思われがちですが、今の9%が税法上のMaxになります。

酒税は、ビールだと1缶あたり、77円。
ハイボールだと1缶あたり28円ですね。

↑ 1缶あたり125円になるので、酒税引くと中身は97円ですね。


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いつもコレ飲んでいます。
『モヒート』を日本でヒットさせた、バカルディ社が輸入元です。
(業販サイズはサッポロですが、一般流通なし。)
昨日買ってきたレシート見たら1,335円でした。

『ウイスキー/40度/700ml』なので、酒税は273円になります。

デュワーズの公式サイトによると、炭酸割合は「1:4」となっているので、「酒700ml:水2800ml」=1本で3.5Lもハイボールが作れる計算です。

つまり350mlのチューハイ缶が10本作れる計算になりますので、1缶あたりの税金(酒税)に直したとき、27.3円となります。


あれ?あまり安くならないな。



気を取り直して、税金忘れて全額を計算してみます。

炭酸は大体『ビックA』さんで買ってます。1リットル86円位なので税込95円で計算してみます。

2800mlですので、95円×2.8L=266円。

酒1,335円+炭酸水266円=1,601円。
10缶分ありますので、1缶分の価格にすると160円となります。


逆に高くないか?




ウイスキーのランクを下げたくなかったら、炭酸の価格を下げるしかありません。

買いました!ソーダストリーム。

メーカサイトに『1リットル当たり36円で作れる!』とあり購入。
2.8L作った時、炭酸水の価格は36円×2.8L=100.8円。
ウイスキー1,335円+炭酸水100.8円≒1,436円。
1缶あたりの価格は143.6円。


うーん?(得なのか?)

既に機材費が3万かかっていることには気が付かない。
(購入による出費はアレですが、毎週ゴミ出しの「ペットボトルの日」の量が激減します。毎週サンタさんみたいでした。キカイには「強弱ボタン」があるので、色々押して遊ぶこともできます。)

中の炭酸ガスは、ボンベを返却すれば2,100円で交換してもらえます。
(つまりガス代が2,100円という事ですね)

中に入っている「炭酸ガスの液体」は「0.605L」と記載があり、ラベルには「炭酸水約60リットル分」と書いてあります。

つまり0.6Lの炭酸ガスで60Lの炭酸水が作れる。
(2,100円÷60L=35円/L)


ウイスキーのランクを下げたくなかったら、炭酸の価格を(更に!)下げるしかありません。


大きなボンベに改造してみます。

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ビールサーバ用の炭酸ガス、5Lボンベです。
別件で購入しました。

炭酸ガスの容量は5Lですが、ボンベの総重量は14kgあります。

9,000円でした。うち5,000円はボンベ自体の保証金ですので、ガス代は5Lで4,000円になります。

コレが使えれば、500リットル分の炭酸水が作れるはずです。(もはや業者。)

4,000円÷500L=8円/L!

先の計算にあてはめると2800mlですので、8円×2.8L=22.4円。
ウイスキー1,335円+炭酸水22.4円≒1,357円!

ここまでやっても1缶あたり136円か。。


もう飲んで忘れちゃう?



でも後戻りができなくなってきたので、

カタチにはします。

コチラを購入。

↑ 真鍮色の金色のナットがボンベ、銀色のボルトがソーダストリームに接続されます。

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↑ ソーダストリーム側のボンベネジに合うものは規格品にありそうですが、押すとガスが出る、バルブ機構を持つものは探せませんでした。

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↑ しかもこのホース、重たいボンベ交換などの際に取り外せるようジョイントが付いています。精密なつくりだなぁ。買ってよかったなぁ。と自分を慰めてみる。(パッキンも余分に入っていました)


はい完成!
1缶あたり136円!

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↑ ここまでやっても、1缶あたり125円のAmazonには勝てませんでした。




『経済学』と相反する考え方に、『行動経済学』というものがあります。

経済学は「人は合理的に行動する」ということを前提に構築された理論体系。
つまり、「人間は損する選択はしないし、絶えず得する選択をする」というのが前提。
だけど、行動経済学は「いや、人間は非合理的に行動する。損する選択もするし、得する選択をしないこともある。


『ハイボール行動経済学』?



でも、『デュワーズのハイボール缶』は(幸運なことに)発売されていないし、最初の頃から比べたら、1缶あたりの金額が160円から136円になった!

飲むたびに24円づつ儲かるので、良かったことにします。
(でも購入した3万5千円分の機材費を回収する為には、差額の24円で割ると1,458缶分を飲まないと回収できないことが今計算してみて判明しましたが、飲んで忘れることにします。)



酒税計算はコチラ
https://keisan.casio.jp/exec/system/1189585955
酒税のグラフ図は以下から引用しています。
https://www.aeonbank.co.jp/asset/special/212/


2021/09/17追記。
『酒税』ですが、上の計算だと40度のウイスキーを1:4で割っていますので、希釈率は5倍となり、出来上がるハイボールのアルコール度数は8%となります。
缶酎ハイの場合、現在の法規で許されている1缶あたりのアルコール上限は9%で、添付したハイボール缶も9%になっているので、酒税でも負けていますね。
逆に『ほろ酔い』みたいな2%酎ハイ缶だと勝ちです。(何に?)
ソーダストリームの炭酸ボンベにはキチンと『食品添加用』の記載があります。記事のミドボンはビールサーバ用のボトルを転用したもので「食品添加」の記載がありません。『飲用不可!』と明記されてはいませんが、飲物を作るときは「食品添加指定」の炭酸ガスボンベを使いましょう。
(「工業用」は有害成分が入っている場合があります)

そのためこの記事後半も、
『限りなく事実を交えたファンタジー。』
ということでよろしくお願いいたします。

いま考えましたが、『食品添加物(食品)』なのならば、ガス代の消費税10%はおかしくないか?



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