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2019年3月の記事一覧
平成と揚げパン【エッセイ】
揚げパンって今でも給食の献立であるのかな。コッペパンを油で揚げて砂糖をまぶしてあるやつ。
古い記憶、名前も思い出せないんだけれども当時揚げパンが大好きだった校長先生がいたことを私は覚えている。校長先生っていう立場だから全校朝礼では生徒に向かって長めの講釈をたれるわけなんだけど、彼には昔話をし始めると途端に道徳的な話から脱線するクセがあった。
例えばさ『戦時下では畑から芋を盗んで飢えをしのいだ』
他人とは思えないんだ【エッセイ】
実の親といえどもさ、別個の人間であるからどうしても考え方の違いってのは出てくる。むしろ親子といえどもそれは違うんだと認識してからが人生と言えるかもしれないな。親と自分は究極のところ他人なんだよね。
小噺程度に聞いてもらいたんだけど、そういった事に気付いてからはさ、ちょっと真理に近付いたみたいな気になって調子に乗ったことがある。
『親子といえども別人だから考えが違って当たり前だよ』なんてな、知っ
金魚に餌やらんとアカンから帰るわ
何のことか分からないかと思いますがコレは関西地方に伝わる飲み会の断り方です。
今では使う人はとんと見なくなりましたが、私なんかは未だに使うことがあります。
ここで言う金魚とは妻のことを指し示します。なんといいますか、『妻が家で待ってるから今日はお酒の誘いをお断りします』というのは受け答えとしてはバカ正直過ぎるんですね。でも妻を金魚に見立てて「金魚に餌やらんとアカンから帰りますねん」と答えればな