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春節がやってきた🌸

中国は新暦(西暦)ではなく旧暦で新年(春節)を祝います。今年は2月12日が春節です。この日が日本の元旦に当たります。


海南人は今年どのような春節を過ごしているのか。
今年はコロナの影響で海南人にとってもいつもとは違う春節のようです。

毎年多くの人が春節の期間中は帰省をするのですが、今年は例年に比べて帰省する人は少ないようです。私の友人でも今年の帰省はやめた人や、短めに帰省する人が多いです。

春節の食べ物
私が海南生活を始めた1年目(十数年前)、忘れもしない出来事がありました。友人の海南女子が春節に我が家に遊びに来たんですが、段ボールを抱えてやってきました。なにやらごそごそと中で音がしています。


私「これは何?」
友人「鶏!実家のお母さんがお世話になるから持っていきなさいって。(段ボールを開け、生きた鶏を見せてくれた)」
私「(衝撃)・・・さばける?」
友人「私はやったことない」


もちろん私も生きた鶏をさばいたことはありません。急遽、さばけそうなもう一人の友人に家に来てもらうことにしました。彼女はまず鶏を家のベランダで絞め(これは私は見る勇気がなかった)、台所でさばき始めました。ついでに料理もしてくれるというので(彼女はとても料理上手)、喜んでお願いしました。


海南チキンライス(ます鶏を茹で、その茹で汁でお米を炊き、鶏肉と一緒に食べるという料理)を作ってくれました。自然の環境で育った鶏を使い、料理上手の友人が作ってくれたので鶏肉がジューシーでめちゃちゃ美味!でした。よき思い出です(笑)


中国の春節と言えば・爆竹!
最近は、爆竹は危険である・大気汚染の原因になるという理由から都市部では禁止されていますが、学校の先生曰く、田舎になればなるほど爆竹は普通にお祝いムードの盛り上げ役として使われているとのことです。私の住んでいる地域も基本爆竹禁止なんですが、ちょくちょく見かけます。


先日、自転車でコンビニに出かけた際、突然至近距離で爆竹の洗礼を受けました。一瞬、爆弾が爆発したと思い、マジでびっくりしました。(鼓膜が破れたかと思った)

この前、日本語がとても流ちょうで日本の文化を愛している中国人男性と、オンラインで日本語のレッスンをしたんですが、その日のテキスト内容が日本と中国のお正月を比較してみようという内容でした。


日本のお正月は基本的に静かに過ごすのに対し、中国は爆竹を鳴らしにぎやかに過ごすという違いが述べられていました。
彼曰く、小さい時から春節には爆竹の爆音を聞いて過ごしていたので、最近爆竹が禁止されてとてもさみしいとのこと。
私は日本の正月はとても静かで、伝統的な家庭では除夜の鐘をしんみりときいて過ごす。と説明しました。


彼は「正月が静かなんてびっくりです!」と言ってました。彼のような日本好きの若者でも、日本人とは音に対する感覚がだいぶ違うんですね。
文化の違いを感じました。

ちなみに中国語では【音・人や動物の声】の全部をひっくるめて【声音】と表現します。でも日本語は音と声には明確な意味の違いがありますよね。この違い、なかなか日本語を勉強している中国人に理解してもらえません。声も音も全部一緒じゃないか!となるようで。


中国で暮らしていると、とにかく人の声もその他生活音もうるさいです。全部をひとまず音と表現してしまえ!って感じなんでしょうか。日本語では音と声を分ける。つまり日本人はそれが識別できる環境にあり、色んな音に敏感だということなのかな。(これはあくまで私の個人的な意見です。あしからず)

さあ、明日いよいよ春節です。今年の爆音やいかに!?

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