ねこはいいぞ。
たまには楽しい記事を書きたい。
わたしが楽しいと感じること、いくつかあるけど、やっぱりねこの存在が大きいかもしれないなぁ。
ということで、今日はねことの出会いを書いてみます。
数年前、我が家にねこがきました。
名前はもちろんあるけど、身バレがこわいので当面はねこと呼びますね。
小さい頃からずっとずっと犬か猫と暮らしたくて、でも祖父母に毛が落ちるのが嫌だと拒否されて飼えずにいました。
でも、それなりに大人になったある日、妹の友達から捨て猫の里親を探しているという連絡をもらいました。
写真を見せてもらうと、それはもうかわいい茶色と白黒の仔猫が2匹。
か、かわいい……!!!!!
みんなして一瞬で恋に落ちました。
でも祖母は嫌がるだろうし、実は私も完全に乗り気なわけではありませんでした。
というのも、その少し前に長く一緒にいたインコを亡くしたからです。
大好きな生き物とのお別れのつらさは、身をもって知っていました。
もう二度とあんな思いはしたくない。
もう生き物は飼いたくない。
そう思った経験があるから、猫を飼うことに心から賛成できずにいました。
しかし母も祖母の味方をして嫌がるだろうと思っていたら、まさかの乗り気。
妹はもう絶対に飼う!!!!!モード。
私が猫好きなことは周知ですから、ひとり心を揺らしている間にあれよあれよと話は進んでいきました。
離れさせたら可哀想だから2匹一緒に引き取る?
そんな流れになった時、流石にそこにはストップをかけました。
これはインコを飼う前にケガをした雀を介抱したことがあって、でも無知ゆえに助けきることができなかったからです。
猫に詳しくない私達がいきなり仔猫2匹も面倒見れるのか。
食費だってかかるし、ワクチンや、病気をしたらそこにもお金がかかる。
この子たちのためにも、飼いたい気持ちだけで飼うのはだめだと思いました。
ではどっちの子にする?となって、改めてスマホを覗き込む。
はぁ、かわいい…。
幸いもう一人引き取ってもいいと言ってる方がいて、その方はどちらの子でもいいとのこと。
ごちゃごちゃと色んなことを考えつつも、私の心は決まっていました。
生き物を飼うのがこわい、いつかの日がくるのがこわい、もうあんな思いしたくない。
でも、でも、もしも飼うなら、白黒の子がいい。
そうして、白黒仔猫の男の子は我が家の一員になりました。
仔猫の暴れん坊っぷりは想像以上で、家はすぐボロボロ。
祖母はもちろん怒って、一時は出ていく話も持ち上がったくらいです(和解済み)。
2匹一緒に引き取ってたら手に負えなかったねとあの時の決断に感謝しながらも、そんなところも愛しくて。
ねこの存在は、家の中を明るくしてくれました。
かわいくてかわいくて、大切なたからもの。
毎日目が覚めたらこの子がいる幸せ。
ねこはとびきりベタベタしてくるタイプではなく、抱っこも好きじゃありません。
でも寝る時は母の脚の間がお気に入りで、私や母が外から帰ってきた時はニャンニャン甘えた声で熱烈歓迎してくれます。
こっちから近づくとそそくさと離れていくのに、気まぐれに擦り寄ってくるツンデレさがたまりません。
ねこが家の中を歩いている。
ねこがごはんを食べている。
ねこがおしっこをしている。
もうそれだけで幸せ。
はぁ、ねこはいいぞ。
なんだかねこに会いたくなってしまった…。
少し覗いてから寝よう(これ書いた時まだ起きてたので無事なでなでしてきました)。
もし猫を飼うなら絶対に保護猫がいい、保護猫にすると決めていました。
でも自ら猫を飼うために行動することは恐らく私にはできなかったし、里親探しの連絡がきたのもあれがはじめてというレアさ。
そう考えると、ねこがうちにきたのも神様の巡り合わせだったんじゃないかなぁと、今となっては思います。
うちにきてくれてありがとう、ねこくん。
というわけで、オチのないメロメロねこ日記でした。