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恋焦がれるほど

Day1

ひと夏前
列車にがたごとと揺られ、たどり着いた尾道

太陽の光がギラギラと降り注ぐ中、
はいつくばるように石段をひたすら登る。

それでも、登った先に待っていたのは
旅人を癒やす 絶景 と おもてなし

今回は、夏の尾道旅を振り返ります。

憧れの場所

尾道は文学作品が多くうまれた場所で
幼いころから本を読むことが好きな私にとって聖地

ではなく

「とあるゲストハウスに行ってみたかったから」
という理由で尾道に行くことを決めました。

2年間、訪れてみたいと恋願った場所は
      『みはらし亭』

景色がすばらしく、ネーミングにも納得だと評判のみはらし亭になんとしてでも、行ってみたい!
今回の尾道旅は、みはらし亭が目的地でした。

がたごとごっとん

「次は尾道、尾道に着きます」
車掌さんのアナウンスを聞きながら胸を弾ませる。
いよいよ、念願の尾道。
どんな旅になるかな。

列車から降りて、駅の外に出ると立派な駅舎。

旅の期待が高まる…!

とにかく歩いてみるもの

「さあ、まずは歩いて千光寺に行ってみよう」

事前にロープウェイは運休だとわかっていたので
徒歩で向かいました。

せっかく歩くなら商店街の方をまわってみよう
と少し大回りをして歩いていると

青空が広がる歩道橋を見つけました。
地元の方はただの歩道橋と思うかもしれないけど
私にとっては、旅の始まりにぴったりな場所。
思わず、駆け上がりました。

ここで旅の気づき その1
とりあえず、Googleマップを頼らずに
歩いてみるといいことがある。

思わぬ試練

いいスタートがきれたー!と思うのはつかの間。
今度は坂と石段地獄。

Googleマップを頼らず、道路の標識を頼りに歩いたからなのか、狭くて坂が急な道に迷い込み…
柵がない場所もあり、落ちたら死んでしまうよ?と思う場所も多々存在。

この写真はまだ安全な場所で撮影しました


なかなかの試練でした。

試練の先に

30分ぐらい坂を登ると、視界がひらけてきました。
千光寺公園についたみたい。
美術館の近くにねこちゃんがたくさんいました 🐈‍⬛

「ねこ、かわいいですね」と
近くにいた方とお話しして、さらに歩いていくと
みはらし最高なベンチを発見。


のんびりと尾道水道を眺めていると、下から声が。

何かあるみたいなので、歩いてみることにしました。


たどり着いたのは「鼓岩」
その名の通り、たたくと「ぽんぽん」と音がする。
映画のロケ地になっていたり、画家がこの場所を写生したり、とにかく有名な場所らしい。

なので、私もぽんぽんしてみました。
想像していたよりも、軽い音でおもしろい!

そしてここからの景色もとてもよかった。
この日はきれいに晴れなかったけれども
尾道のまちが見下ろせて、いい場所でした。


坂を登り、石段を上がっていくと
ようやく千光寺にたどり着きました。

この日はあいにくの曇りだったけれども、
達成感でいっぱい。


御朱印をいただいて、いったん戻ることに。
お腹が空いているので、尾道ラーメンを目指します。

尾道散歩

登ってきた道とは違う道で降りていくと
ちょうどお店がたくさん並んでいる場所に着きました。

「ラーメンどこがいいかな」

見つけたのは、尾道ラーメン丸ぼし

正直、お店がありすぎてどこがいいのかわかりませんでしたが、とりあえず入ってみることに。

煮干しの味が効いていておいしい。
今回はいろんなお店を食べ比べることはできなかったので、次回やってみたい!

ラーメンでお腹いっぱいになったので、
少し散策することに。

まずは天寧寺に行ってみました。

塔が立派なのはもちろん、圧巻だったのは
五百羅漢。(しかも拝観無料)

誰もいない、静まりかえった場所で
ひとり佇んでじっと見つめていました。

なんとも言えない圧迫感。荘厳さ。
また行きたい場所のひとつになりました。


次に向かったのは艮(うしとら)神社。
大きな楠が有名です。

ここは多くの方が行き交っていました。
映画「時をかける少女」の聖地だそうです。
楠はずっと前から腰をおろして、
このまちを見守っているんだなぁと
見上げながらしみじみと感じました。

きらきら ときめく お店たち

さて、小腹が空いたので
まちで見つけたカフェに向かうことに。

&Uというお店では、夏にかき氷を提供しています。

店内はドライフラワーをはじめとした
かわいいものでいっぱい!
どこを眺めてもうっとりしてしまいます。

メニューも豊富でどれもおいしそう
迷ったあげく、私は「もも山」を選びました!

まるで宝石のよう。
差し込む光にきらきらと反射して、一段と美しい。

味も絶品。
ももが完熟で、とても甘い。
ずっと食べていても飽きない食感。

芸術作品のようなかき氷、とてもおいしかったです。


こころとおなかを満たして
きた道を戻り、さきほど見つけたお店へ。

素敵な空間のはちみつ屋さん🍯
いろんなはちみつが並んでいて、隠れ家的な場所。

お店を見つけた時に買おうと決めたサイダーを購入しました。(よくばって2本も)

さぁ、いよいよ念願のみはらし亭に向かいます。

念願のみはらし亭

石段を再びのぼり、息をきらしながら見上げると

みつけた。念願のみはらし亭。

今回の旅の目的地を時間いっぱい、めいいっぱい
楽しみたくて、チェックイン開始時間と同時に
ドアをあけました。

シャワーや洗濯機、カフェの利用など教えてもらっていよいよ、本日のお部屋へ。

少し日が傾いてきて、雲が淡いオレンジになっています。

広々としたお部屋。
尾道水道を見下ろせる、最高なロケーション。
やっぱりきてよかった。

荷物を置いて、宿の周りを散策することに。

のぼってきた石段の先に尾道水道がみえる
淡い色をした空

ゆっくりと日が暮れ
尾道の夜になっていく。

贅沢すぎる時間

尾道の夜

宿に戻り、シャワーを浴びて洗濯してひと段落。

カフェスペースでのんびりと時間を過ごします。

尾道に伝わる物語集を読んだり
写真集をみたり

こんなにも時間を気にせず、
時を過ごすのはいつぶりだろう。

そんなこんなでのんびりしていると
窓に小さな生き物が遊びにきました。

急だったからびっくりしたけどかわいいよね。
(みはらし亭で出会ってみてほしい)

あたりが真っ暗になって
しばらくしてから部屋に戻りました。

部屋に入ると昼とは違う尾道水道の顔が。

きらきら輝く尾道。
食い入るように眺めてしまう。

素敵な出会いがたくさんあったなぁ。
明日はどんな1日になるかな。


それではおやすみなさい。また明日。

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