見出し画像

親子ワーケーション体験記-長崎県五島市(子どもたちの体験・アウトドアスクール編)# GWC2022

今月の頭7/3(日)から7/9(土)まで長崎県五島市で行われたワーケーション企画「五島ワーケーションチャレンジ(以下、GWC)」に家族(会社員夫婦+6歳の息子)で参加してきました。

今回はこの企画への参加の決めてとなった子どもたちの体験 アウトドアスクールでの5日間について書こうと思います。

【#GWC2022 体験記】
◆参加の動機&準備編

◆ 旅程の全体像や旅の前半に感じたこと編

◆ 旅の後半に感じたこと編

◆大人のワーク環境編

親子ワーケーションで私は「子どもが楽しめる」「普段は経験できないことができる」ことを大事にしたい

親子ワーケーションで私の場合は、息子が6歳(年長)ということもあり、親につき合わせるだけの過ごし方はしたくないな~と考えています。
わざわざ遠くまで出かけてホテルなどの狭い部屋の中でずっと過ごすなら、活動量の多い年齢の息子にとっては保育園で仲の良い友達と園庭や公園で思いっきり体を動かして遊ぶ方がよいだろうな〜という考えからです。

親だけ、でなく「子ども自身も楽しめる」という部分を大事にしたいと考えているので、親子ワーケーションの企画へ参加を考える時、訪問する土地でその土地ならではの「普段は経験できないことができるか?」そしてそれを「息子本人が参加したいと思うか?」を主軸に選んでいます。

夕陽がおちていくのを眺める夫と息子

今回の #GWC2022 Summerは「アウトドアスクール」が申し込みの決め手だった

今回の  #GWC2022  Summerは7月4日(月)〜8日(金)に『キッズウィーク』が設定されていました。
この『キッズウィーク』期間中は、年中未満(0〜3歳)の子どもたちには「見守りサービス」、年中〜小6の子どもたちには「アウトドアスクール」という子どもの年齢にあわせたプログラムが用意されていたので、親たちはこの時間子どもと別に仕事などをすることができました。

アウトドアスクールは九州各地の自然を舞台に野外教育のプロフェッショナルが企画・指導している子どもキャンプ「Sense of Nature」(以下、センスさん)と提携して開催され、福江島の魅力を体感できる自然遊びができるということが私にとってGWCに参加を決めた一番の決め手でした。
月・火・水は日帰りスクール、木・金は1泊2日のキャンプが開催され、子どもたちは普段ではできないようなダイナミックな遊びができます。

たまにアウトドアメーカーが主催する親子または子ども向けアウトドアスクールの情報なども買い物ついでに見たりしていたのですが、対象年齢が小1からのものが多い中、今回は息子も対象年齢だったので参加するなら今だな…!と。

参加前の不安はクリアにしてから、特に楽しみだったのは子どもたちだけの1泊2日キャンプ

そろそろ親と離れて泊まる経験をしてもいい年頃、だけどこのご時世なかなか機会がなかった

息子は今年6歳になり、保育園の年長クラス。
私自身は3歳の頃に母が一卵性の双子の妹を妊娠・出産する際に長期入院をしたため、実家から徒歩5分ほどの距離にある祖父母・叔父叔母・いとこの住む家に数カ月預かってもらったという経験があったり、幼稚園の年長の時には「お泊り保育」というイベントで幼稚園に泊まる経験もしたなぁと。
息子もそろそろ親と離れて泊まる経験をしてもいい年頃だな~と思っていたのですが、このご時世ではお泊り保育などもありません。だからこの「1泊2日のキャンプ」は特に親からするとチャレンジしてみたい経験でした。

途中で子どもが帰りたくなったら?、雨がひどい場合の過ごし方は?を事前に確認してから申し込み

これまでの親子ワーケーションと違い遠方へ1週間の旅だったりがあって家族で参加した今回。
私はGWCの開催を知り直感的に「申し込みたい!」と気持ちが前のめりだったのですが、夫に声がけすると夫からその時期は梅雨で毎日天気が悪いのでは?雨だったら島ですることはあるのか?とつっこまれたのですぐさま事務局の鈴木円香さんに初めましてとコンタクトをとり確認、笑。

まどかさんから雨の場合は例えばこんな過ごし方もできるということや、雨の場合のアウトドアスクールの対応についてもセンスさんに確認を取ってくださり、雨量によってどのような対応になるかを教えていただきました。

それからやや不安があった仮に子どもがキャンプに参加し途中で帰りたいとなった場合についても、センスさんによるとお泊まりが初めての子も「帰る!」となったことは一度もないという話や仮に「帰る!」となっても、福江から車で30分で向かえるので途中で引き取りに行くこともできますよというお返事をいただき、このやり取りによってそれであれば大丈夫そうと思えました。
息子本人にも「島でアウトドアスクールに参加して海に入ったり、1泊2日のキャンプで子どもたちだけでお泊まりしてみたい?」と確認をしたら、「行きたい!」と。
梅雨などを気にしていた夫にはまどかさんに確認した彼の懸念材料へのお返事と、夫の意思確認をして参加申し込みをしたのでした。

雨の時には、富江のキャンプ村の近くに温泉とプールのある施設もあるのでここを利用するのもよさそうです(今回は温泉のみ利用)

月曜日から金曜日まで、息子は毎日海で遊んだり自然を大満喫!

で、実際に参加してみてどうだったか?
息子は毎日めちゃくちゃ楽しんで、毎日海に入り真っ黒に日焼け、笑!

センスさんでは「何が大切かを自分で考え、判断し、行動する力」=「自立の力」を育むことをミッションにプロの野外教育スタッフさんが見守る中、子どもたち同士で考え、実際にチャレンジして気付くこと、感じることといった実体験を大切にされているそう。

キャンプの5日間、年中さんから小学校高学年までの子どもたちが砂浜でみんなで大きな山を作ったり、ライフジャケットをつけて海に入ったり、先生が見守る中海に飛び込んだり(息子は飛び込んでなさそうな気がするけども、笑)、シュノーケリングをしたり、カニをつかまえたり、クワガタをつかまえたり、みんなで地元の食材を使った料理をつくったり、散策したり、焚き火をしたり、設営からのテント泊をしたり、とおもいっきり遊んで楽しかったのが帰ってきたあとの息子の表情から感じ取れました

またこれまで参加してきた親子ワーケーション企画でも、普段と違うお兄さん、お姉さん、また自分より小さいお子さんとの異年齢交流が楽しいようで息子はお兄さん、お姉さんに懐いているのですが、今回もお兄さんたちに懐いていました。
ここも特にひとりっこにとっては普段あまりない機会なので大事な機会だなぁと感じています。

センスさんにおことわりを入れたうえでアウトドアスクールのようすを撮影されたお写真の一部ををお借りして雰囲気をご紹介します。

みんなで海へ(撮影: センスさん)
海でわかめ?をみつけた息子(撮影: センスさん)
みんなで捕まえたカニ(はさみまるだしマン?と名付けたらしい)を観察(撮影: センスさん)
自然の中で探索活動をしたり(撮影: センスさん)
キャンプでは焚き火を囲んで過ごしたようです(撮影: センスさん)

お迎えのときに先生からその日どんな活動をしたかを口頭で教えてもらったりもしましたがが、本人もどんなことをしたとか、何を見つけたとかその日印象に残ったことを楽しそうに話していました。

アウトドアスクール終了後も続く、スクールの「おみやげ」

五島銘菓「かんころ餅」が気に入り、家でも自分で切って焼いて味わう

センスさんでは現地の食材を使った食育にも力を入れているそうで、アウトドアスクールでおやつにみんなで包丁で切って、焼いて食べた「かんころ餅」が息子はとても気に入ったようで「おみやげにかんころ餅を買って帰ろう」と言っていました。最初私は自分が「かんころ餅」を知らなかったので「あんころ餅」?と息子に画像検索したものを見せると「違う!」と。
たまたま画像一覧の中に「かんころ餅」の画像があり、「これ!」と言われてはじめて存在を知りました。いろいろな味があることなどを説明してくれ、息子の方が五島に詳しくなっていました、笑。

五島福江空港のお土産屋さんで2本買って(本人は3本買いたがっていたけど、とりあえず2本と言って2本に)、三連休のおやつに息子が自分で子ども用包丁で切って、トースターで焼いて食べました。やさしいお芋の味おいしかったです。
自分も包丁で切れるという自信をつけたようで、この週末に桃狩りに出かけた時も皮むき用の包丁を自分もむきたいとやたらとやる気に、笑。(ただここでは私がむいてしまったのですが。)
これはきっとアウトドアスクールでできた!という成功体験からきてるんだろなと感じました。

家でかんころ餅を自分で切る息子

息子にとって一番の五島みやげは「クワガタ」

1泊2日のキャンプの際にクワガタのオスとメスを捕まえたようで、それが息子にとってはなによりの五島みやげ。
金曜日に1泊2日のキャンプから帰ってきた時に日焼けした満面の笑みで虫かごを抱えていました。
最終日の土曜日は虫かごを車に置いたまま海で遊ぶとやばいなと思ったので降ろして、砂浜の日陰に隠して上からさらに布をかけたり、移動のたびにおろして保護、笑。
飛行機に虫を乗せたことがなかったのですが、ANA(国内便)では乗せられるようで航空会社の紙袋をいただき虫かごを包んで手荷物として機内持ち込み。五島から飛行機を長崎で乗り換え、はるばる東京までやってきました。

最終日、お昼を食べるときも虫かごを日陰に連れ出す息子のようす
機内に手荷物として運びこまれるクワガタたち

野生だからなのか警戒心が強いようでほとんど姿を見せてくれない(特にメスはふたを開けると速攻で土の中にもぐっていく、笑)のですが、餌など確認しながら息子と様子を確認しています。
GWCに参加してもう2週間が経ちますが、クワガタたちは元気で帰ってきてからも生きた五島みやげ(!)を親子で楽しんでいます。

クワガタたちに餌をあげたり、ときどき確認

飛行機が福江島を飛び立つとき、島に向かってしばらく小さく手を振っていたり、テレビで海の映像などが流れると「また五島のあのバンガローに泊まろうよ~」と話したりしています。
やっぱり息子にとっても遠く離れた場所に行く体感や、そこで長めに濃い体験をすると、きっと心に残るものがあるんだろうなと思いました。

正直なところ準備や費用面でも普通の旅行の方が負担が少ないのだけど、親子ともにそれぞれでも、一緒にもこうした時を共有できるというのがやっぱりなにものにもかえがたい親子でワーケーションに参加する理由だな。

次回は母子でなく、家族でワーケーションに参加してみてを書いてみようかな~?

この記事が参加している募集

夏の思い出

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?