見出し画像

親子ワーケーション体験記-長崎県五島市(旅程の全体像と旅の前半に感じたこと編)#GWC2022

今月の頭7/3(日)から7/9(土)まで長崎県五島市で行われたワーケーション企画「五島ワーケーションチャレンジ(以下、GWC)」に家族(会社員夫婦+6歳の息子)で参加してきました。

◆参加の動機&準備についてはこちらにまとめました

今回は「旅程の全体像」と旅の前半に感じたことについて書いていこうと思います。

「余白」を残したスケジュールを立ててみた

思い切って1週間参加に決めた

GWCは開催期間中に好きな期間を選んで参加することができるのですが、事務局から普段できない体験をしたり、新しい価値観に遭遇したりするには1週間程度の滞在をおすすめという紹介がありました。
またGWC2022 Summerは7月4日(月)〜8日(金)を「キッズウィーク」として年中〜小6の子どもは朝から夕方まで「アウトドアスクール」に参加できるということが大きな決め手となり、滞在期間が伸びれば費用負担も大きくなる面はあるものの、せっかくなら思い切って1週間参加しようと決めました。

余白を残すため、月・金は有休をとって

土曜日に元々予定が入ってしまっていたため、日曜日出発で予定を組み日曜日の朝8:30発の便で羽田を出発→帰りは土曜日の福江空港から長崎空港への最終便18:05発、乗り換えて羽田着20:55で帰るという6泊7日をめいっぱい楽しめるようなスケジュールに。
申し込み当初は「アウトドアスクール」に5日間参加申し込みをしたこともあり平日フルで働くつもりでいたのですが、6月に群馬県桐生市でのワーケーションの際にも営業時間フルに仕事をして、今回はじめて訪れる土地であることを加味するとゆとりが持てたほうがわざわざ遠くまで出かける意味を感じられそうだな~と思い、月・金は有休をとろう!と思いました。

事務局制作の「ワーケーション滞在期間中の体験の深さ」の図に私の今回の参加スケジュールを上に加筆させていただいたものがこちら。(勝手に上の2段を足してすみません!)

五島ワーケーションチャレンジ事務局制作の「ワーケーション滞在期間中の体験の深さ」に加筆し引用

滞在2日目は台風接近

オリエンテーションでも長崎空港から五島福江空港への飛行機は天候に左右されやすいと聞いていたのですが、初日の朝も羽田で「長崎〜福江便 視界確認中」の文字にプロペラ機が飛ばなかったらまずいなと思うところからはじまった今回の旅。(問題なく到着できてよかった~)
滞在2日目には台風4号が五島に接近予報という出来事もありました。
元々私はこの日を有休にしていたものの、夫は通常営業だったので一緒に福江のコワーキングスペースを2箇所利用。ただ午後から天気がくずれ、市内の小中学校も切り上げ下校と事務局からの情報共有もあったので早めに福江を出てスーパーで食材を買ってバンガローへ。
念のためバンガローの雨戸も全部閉めて備えて静かに過ごしたのですが、都市での生活は自然と暮らしている感覚が薄れがちだけど、この「ままならない」という感覚も大事だなと思ったのが2日目でした。

台風が過ぎた3日目の朝、バンガローにて

いろんな空、天気を楽しめるもの中期滞在ならではのよさ

行ってみて思ったのが、例えば1泊2日の旅なら、雨に降られて海で泳げない、釣りがしたかったのにできないなんてこともよくあると思うのですが、中期で滞在するいいところとして日数が長い分、暮らすように過ごせるというところがあると思いました。
今日は雨だけど、明日は天気がよくなりそうだから仕事のあと、海に行って夕焼けをみようみたいなことができるのも日数が長いからこそ。

また別の観点の話ですが、五島列島は日本の西端に位置しているので、東京より日没が30分以上遅いのです。
下の青空の写真も18時近くに撮った写真なのですが、日中なのかなという感覚がしちゃう空。初日に夕焼け空を見て東京にいる感覚で19時過ぎくらいかな~と時計を見たら、20時近いのに暗くなくてびっくりしました。標準時は兵庫県明石市に合わせてるけど、東と西とでこれだけ離れているんだからこれって「時差」に近いのかも?

台風一過の3日目に仕事を終えると、真っ青な青空が…!

これだけの青空だと、仕事を終えた後でも海に入りたくなっちゃう
パタゴニアの「いい波が来たらサーフィンに行きたいし、パウダースノーが降ればスキーに行きたい」ということから生まれたフレックス制度の話を思い出したり。

ちょっとした困りごとで声をかけてもらったことから生まれた交流

家族単位の行動だけだと、普段の家族旅行と変わらない!?

今回、キッズウィークに子どもと参加する方がたくさんいてバンガローが足りないというほど人がたくさん参加していたものの、わが家は家族で参加していたこともあり感染症対策などの観点もあって家族で1つのバンガローを利用するかたちでした。
通常は参加者同士がバンガローで3日間相部屋になることで関係性が生まれるという設計をされているのですが島に到着するタイミングも金曜や土曜から参加の方が多く、日曜日の夕方にキャンプ村に到着して最初の2日間は輪に入りそびれました、笑。

元々は2日目の夜にもBBQ企画が予定されていたので家族で参加してみようかなと思っていたのですがこの企画も台風で中止になったこともあり、このままいくと普段の家族旅行と私自身の体験はあまり変わらなくないか?と私だけ内心ややもやもやしていたのが2日目。(過去の親子ワーケーション企画の参加経験から自分の中のあがる、さがる基準のようなものが育ってきてるのかも??)
ただ過去3回のワーケーションと違って私自身も母子参加でなく、ワーケーション企画初参加なうえ仕事以外の場面では社交があまり好きではない夫をわりと強引に巻き込んだこともあって、バンガローが相部屋のときに連れられてきた人は結構きつくなる可能性もあるよな~初回で失敗すると「ワーケーション=好きじゃない」になるかもな思ったのもあるし、なんとなく私自身もあまり積極的に前半ではSlackなどでのやり取りに入っていかなかったのも要因のひとつ。

ちょっとした困りごとを助けていただいたのがきっかけ

3日目も福江に移動し、コワーキングで通常営業で夫婦ともに仕事をしていたのですが、仕事を終えてアウトドアスクールの解散後に息子が「疲れた~背負って~」と言っていたので私がひとりで息子を背負ってキャンプ村を歩いていたところ、事務局メンバーで娘さんがアウトドアスクールに参加されていた女性に「よかったら、車に乗っていきますか~?」と声をかけていただいたのでした。

そこから子どもたちが同学年だとわかり、ちょうどその日は台風一過の後で
富江のキャンプ村の目の前に広がるサンセットを一緒に見ました。

3日目のサンセット。これが20時少し前。

そのあと「バンガローに遊びに行ってもいい?」と子どもたち同士のやり取りからバンガローへ遊びに来てくれることに。
前日に台風に備えて買った食材の余りを調理しようと思ったら調味料がないことに気付き貸していただいたり、大きなスイカをわけていただいたり、子どもたちの遊んでいる間にあれこれおしゃべりをしたり。
子どもが楽しそうだったのと1家族+1家族だったので勝手に私が懸念していた夫もすんなりと馴染み過ごせました。

「拡張家族」のような感覚?ゆるやかな時間の流れが心地いい

時間に追われて動いている普段の平日では考えられないようなゆるやかな時間。何かにこの感覚似ているな~と思い出したのが、子どもの頃に地域の子ども会の親同士が家族単位で夏祭りの打ち上げ?をしていて、子どもたちが遊んでいたときの感じだ!

バンガローの部屋で遊ぶ子どもたち

元々知り合い同士で誘い合って参加するのももちろん楽しいのですが、こういうその時の流れで交流が生まれることもワーケーションならでの楽しみなんだろうなと思います。
子どもと1対1で向き合うのとはまた違う感覚があったり、助け合いがあったり。感覚としては「拡張家族」みたいな感じなのかも?

今回参加されていたライター・コラムニスト 佐藤友美(さとゆみ)さんのコラムにもとっても素敵な体験談が書かれていました。

まだまだ書きたいことがあるのですが、長くなってきてしまったので今日はこのあたりで。
次回は旅の後半の出来事や感じたことを書こうかなと思います。

(追記)◆旅の後半の出来事や感じたことをこちらにまとめました


この記事が参加している募集

夏の思い出

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?