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#モデファシ 河原あずさんによるモデレーター&ファシリテーター講座に参加した話

 7月上旬、Facebookで複業研究家 西村創一朗さんの投稿「THE MODERATORS & FACILITATORS」の案内がフィードに流れてきました。
 ちょうどコミュニティ・アクセラレーター 河原あずさん とPeatixの藤田祐司さんの「『コミュニティ』づくりの教科書」を読んだところということもあって、あずさんから直接学べる機会なんて!と未経験ながら半ば勢いで申し込んでしまいました。募集から24時間以内に12名の定員がすべて埋まってしまうほどの人気講座にド素人が滑り込み、笑。

参加動機は、イベントでの失敗 そして新しい仕事に役立てられそう?という予感

 通常の会議はもちろん、オンライン会議にしても「ファシリテーション」という技術がかなり重要なものになってきている体感がありました。
 また秋からの新しい仕事でもこのスキルがある方が役立つ場面が多いかも?という予感がしたのもあり、直感のまますぐ行動!笑

 私のファシリテーション的な経験といったら、去年の9月にプロボノをしている共働き未来大学の自治体主催イベントでグループワーク時にテーブルのファシリテーションをした一度のみ。それも「ファシリテーションって何?」状態であった私は場の空気をうまく作れず、なんだかテーブルが変な空気になるという失敗経験です。事後の振り返りで、失敗の理由はスキルはもちろんのこと、そもそものファシリテーターの役割や意味を理解していない状態だったことも失敗の原因っぽいなと思いました。だから一度そもそものファシリテーションとモデレーションの意味からちゃんと勉強してみたかったというのが一番の参加動機です。
(思い返すと、大体いつも何かできないこと・わからないことにぶつかるとその道の第一人者のもとで学ぶという行動をとっている気がします、笑)

1日目(8月5日): まず場の目的を決め、伝えたい相手を決め、場のトーンを決める大切さを学ぶ

 初日はモデレーターとファシリテーターの違いについてにはじまり、場づくりについて目的に応じた設計思想を教えていただきました。
 初日に印象に残った事は、目的に合わせて、伝えたい相手を決めて、トーンを決めるということと、やはり一番は場数を踏む必要があるということ。
 私の場合、これまでPRの仕事で「講座型ステージ」に近い硬い一方向の発信(例えばメディアセミナーやPR発表会など)の企画・運営をすることが多く、自分自身は完全に裏方としてイベントを行うことが多かったので対極にある「お客さん参加型ステージ」を作ってみたいなと思いました。
 没入感を高めるためのZoomの活用法などすぐ実践できるノウハウも惜しみなく教えてくださり、いかに発信者側として工夫と計算をして作っているのかを感じた初日でした。Zoomの新機能とかも面白がってどんどん取り入れていきたいと思ったのとできるところから実践したいことだらけ。

2日目(8月12日): どんなファシリテーターになりたいか?具体的な方法と実践

 2日目は自分に合った会話構築スタイルを知るという話で4タイプを教えていただく。今現在の私は3群になりたい2群かなぁ。これまでファシリテーターやモデレーターのキャラクターを意識してイベントを見ることがなかったので、これからは自分のお手本となるモデルケースは?という観点でも見ていきたいと思いました。

 そしてあいづち、質問、会話の要約、そして時間管理とステージの序・破・急についてのお話を聞き、自然体ながら計算尽くされていることを実際のイベント例などを交えて体感しました。

 講義内でもZoomのブレイクアウトルームを使ってペアでワークをしますが、2日目を終えた後は宿題あり。
 宿題はペアになってのインタビュー動画を限定公開でアップすることと、企画案作り。
 動画については、私はそもそも個人のZoomアカウントを作るところから(そこから?笑)。ペアはパラレルコミュニティワーカーの かなみんさん。お任せするでなく自分でやってみようZoomの録画→動画アップをやってみました。YouTubeに限定公開で動画をアップするのも初体験。まずは機会があるときにやってみないと。
 落ち着かず目線が泳ぎ、かなりひどい状態にも関わらず、あずさんのフィードバックは良いところを見つけて褒めてから、改善点を教えてくださりました。まさに講義内で教えていただいた初心者を置いてけぼりにしない配慮を体感。
他のペアの動画と講評動画を見るのもかなり参考になります。

◆あずさんからの動画へのフィードバック
よかったところ
・「コミュニティ」を主語にしたのはよかった
・話の掘り下げはよかった
・時間きっちり終えられているのはよかった
改善点
・ある話題に食いついて、キーワードをさらに掘り下げていくといい
・あいづちのパターンをもっと増やしたい
・目線が左右に泳ぐと受け手が不安に感じるので、まっすぐ前を見る
・ファシリテーター側のときに自信がなさそうなので、場数を踏んで慣れる

3日目(8月20日): 場の空気の作り方とペアで企画を考える

 あっという間に昨日が講義の最終回。3日目はステージで聞き手の気持ちを代弁して進行する方法緩急のつけ方、ペアでのダブルファシリテーションの方法、対立軸でプロレス関係を作る方法超初級編ワークショップの作り方を教えていただいた後にペアでワーク。
教えていただいたこと全体にあずさんが場づくりに愛情を持って、すべての人を置き去りにしないように細やかな配慮と調整をしながらイベントを作られているということがわかりました。愛がある。

 ワークのペアはとりちゃんさん。当事者として障がいや難病のある方に向けたYou Tubeでの発信などをなさっています。
講座に参加されている方が色々な方がいて交流もとっても面白いし勉強になるのもまた魅力です。

 ペアで企画を考えると一人で作った企画より、「本当に関心のある分野」と「意外性」のかけ算で短時間でも自分で出した企画より企画に深さが増すことを体感しました。

 講義の3回は終了しましたが、この後インタビュー動画の宿題と卒業式に向けてペアで企画を作りイベントを作るという実践課題があります。初心者であっても実際に教えていただいたことを実践する機会があるのは大変ではあるものの、ありがたいです。
 「いい話だなー」「勉強になったなー」で終わってしまってはいつまでも身につかないし、できない自分と向き合うのは結構辛いけど実践あるのみ。
 これまで仕事でしてきたような型が出来上がったプロの司会者やイベント会社さんに協力いただきながらパッケージ的なイベントを作るのでなく、もう少し人らしさがあるオンラインイベントやリアルイベントなどを自分でも作れるようになりたいと思ったからこそ参加したのだから。まずは教えていただいたことを一つずつ実践あるのみだなと思っています。

#モデファシ #河原あず #西村創一朗 #ファシリテーション #モデレーション #サバティカル期間の過ごし方 #コミュニケーション


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