【Lamma Rah El Sabr】オリジナル歌手・シャリーファ・ファーデル
前回は楽曲【Lamma Rah El Sabr】の作曲家についてご紹介しました。
今回は、歌い手であるエジプト人歌手シャリーファ・ファーデルについてご紹介します。
1938年カイロ生まれ。
エジプト人歌手・女優。
宗教的な歌を教えるマスターから歌の基礎を学び、カイロの舞台芸術研究所で引き続き学びました。
1950年代に歌った【Amana Ya Bokra】が初めてのヒット作となり、映画業界でもキャリアを始めます。
クラシカルアラブ音楽と人気のある音楽をまたぐスタイルを確立した第一人者として、エジプトで有名です。
彼女の歌の多くは、1960年代の西洋ポップ音楽から程よく影響を受け、彼女の歌い方は、その後シャービー音楽界のスターとなる無数の歌手に多大な影響を与えました。
愛国心の強い曲として、最も有名な曲の一つである【Umm al Batal】で1973年10月第4次中東戦争への勝利の後に歌われました。
自国の為に命を犠牲にしたヒーローの母としての気持ちを歌い上げた歌であり、彼女も息子を戦争で亡くしていることから、この曲の収録は精神的に大変難しいものだったと後に語っています。
映画【El laab bil nar】にて女優としてデビュー。
その他出演作品:【el Mufattish mabahess】(1960)・【Ghazia men Sonbat】(1967)・【Ghazia men Sonbat】(1967)
【Lamma Rah El Sabr】は古き良き時代(ゴールデンエラ)のオリエンタルソング。
踊る度に深く惹き込まれてしまう。
私にとって、何度でも何度でも踊りたい曲となりました。
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