見出し画像

2022/3/8 国際女性デー。ジェンダーギャップについて私が思った事、感じた事、考えた事。

毎年3月8日は国際女性デーという記念日。
私自身、全然勉強不足で、なんなら国際女性デーというものがあることを今年初めて知りました。恥ずかしい限り。


もちろん記念日に1日だけ勉強したって身に付くものではないけど、少しでも正しい知識や情報を得たり、自分も意思があるという事を示せたらいいなと思い、これを書いています。もう3月8日は過ぎてしまったけどそれは重要ではなく、考えるきっかけを作ってもらっただけなので、それでいいのではないかなと思ってます。

(私個人の思うことや感じていること、過去の出来事など思いつくことをとにかくを書いているので、読みづらかったり、支離滅裂な部分があるかもしれませんがお許しください。)


国際女性デーとは

国際女性の日(3月8日)は、国連により1975年に定められました。女性たちが、平和と安全、開発における役割の拡大、組織やコミュニティーにおける地位向上などによって、どこまでその可能性を広げてきたかを確認すると同時に、今後のさらなる前進に向けて話し合う機会として設けた記念日です。

(引用:国際連合広報センター「女性の権利」https://www.unic.or.jp/activities/humanrights/discrimination/women/womens_day_2014/ 2022.03.08)

毎年、テーマが決められていてイベントやパネルディスカッションなどが世界各地で行われています。去年は「リーダーシップを発揮する女性たち:コロナ禍の世界で平等な未来を実現する」というテーマ。そして今年2022年は「持続可能な明日に向けて、ジェンダー平等をいま」がテーマとなっていました。

多くの国では3月8日を公式な祝日としていたり、例えばイタリアでは、強さや団結というシンボルをもつミモザというお花を女性へ向けて送る慣習があったりもするそうです。

また、SDGsのひとつにも「ジェンダー平等を実現しよう」というゴールがあり、"ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る"ことを宣言していますし、私は、国際女性デーは世界で重要視されるべき記念日のひとつだと思っています。

日本の立ち位置

前途したように、さまざまな国で注目されている国際女性デーですが、日本はどうなのでしょうか。

2021年3月に世界経済フォーラム(WEF)が発表した「ジェンダーギャップ指数2021」では世界156ヵ国中なんと日本は120位。G7及び東アジア・太平洋エリアでも最下位という結果。また別の調査ですが、イギリスの経済誌で取り上げられた「女性の働きやすい国ランキング」では、29ヵ国中28位(最下位韓国)。こちらも低いです。

あまりにもひどい結果に言葉もでませんが、どうにかして早急にこのギャップを埋めなければいけない、と1人の日本人として恥ずかしいとさえ感じます。

私自身の話。社会で感じたジェンダーギャップについて

話は外れてしまいますが、私は兄2人と両親の5人家族だったのですが、幼い頃は本当に負けず嫌いで、「女の子だから」と言って、家族からやりたい事を抑制されれ事はなかったと記憶しています。それは本当に恵まれていること。

私が初めてジェンダーというものを考えたのは20年ほど前の小学5.6年生の頃。TBSの金八先生が大好きで当時見ていました。ちょうどその頃の金八先生の主題が上戸彩さんが出演していた性同一性障害の生徒。

ジェンダー平等、とは少し観点が異なるかもしれませんが、その時に初めてジェンダーのギャップ、ジェンダーの多様性について学んだ気がします。

その頃のことを思い出すと、私が感じたのは上戸彩さんが演じていた直への強い憧れです。
私は、生物学的に女性、自己認識も女性、恋愛対象は男性で、直とは違うタイプなので、直が経験したジェンダー差別や辛さなどは全く共感できない(というか、計り知れない)のですが、女とか男とかの垣根を越えて、はっきりと自分の意思を伝えていたり、自分が思う正しいと思うことを正しいと言える強さ、圧倒的マイノリティの中でその強さは本当にカッコいいなと、子供ながらに感じたことを覚えています。(単純ですが、直みたいに強くなりたいと、その年のクリスマスプレゼントは父親にお願いして直の部屋にもあったサンドバッグを買ってもらいました笑)

その頃から、なんで女だからって制服でスカートを履かなければならないのか。男だからって着たくない学ランを着なければいけないのか。そんな、些細なことからですが、ジェンダーについて興味をもち、学校内で作文を読んだりしていた記憶があります。

何が言いたいかわからなくなってきてしまいましたが、10歳程度から少しずつジェンダー(ギャップ)に興味を抱いていたように思います。


社会人になり、新卒で入社した会社は超大手の小売企業。入社したての頃、私が担当していた現場の社員たちはほぼ男性。そんな中でも私はジェンダーギャップを感じた事は特別なく(当時は上司や先輩たちはおじさんばかりで、逆に気を使わせていたのかもしれないですが)、環境に本当に恵まれていました。

また、転勤も多い会社だったのですが、直属の上司が女性だった時期もあったり、3年後、5年後の自分の将来も想像できるくらいのロールモデルがいたりと、今思うと大変進んでいる会社だったように思います。

社内でのギャップこそ感じた事はなかったですが、お客様対応などで(いわゆるクレーム対応)、「男性の上司を出せ」「若い女性じゃ話にならん」「責任者はいるか、男性の」と言われた回数は数えてこそいませんが、両手じゃ収まらないくらいはあったと思います。


特に自分が責任者として務めている時には、本当に悔しい思いをしました。責任者として未熟であったという悔しさというのはもちろんですが、「男性でない」から相手にされていないという事実には、どこにこの悔しさをぶつけていいのか、いたたまれない気持ちになりました。

転職した後の会社では、同僚は女性が多く、前職とは違った毛色ですがとても働きやすい会社でした。

BtoBの営業の仕事で、取引先の方は男性がほとんど。「あなたが女性だから取引してやっている。」というような発言をされて、自分が無能なのかそれとも女性を見下しているのか、どちらと捉えられてもとても不快な思いをした記憶があります。その時、冗談まじりにかわせる事はできても、はっきりと指摘できなかった自分にも情けなさを感じました。

退職の挨拶をする時も「寿退社ですか?」と取引先の8割ほど(全て男性でした)に聞かれたのも大変不快で違和感を感じていました。もちろん、そうではない方々もたくさんいるものの、やはり経済的にも社会的にも女性というだけで見下されているのかなと悔しい思いでした。

また、当時の部署内には男性社員も少数ですが在籍していて、その男性社員が当時同棲されていた彼女の話をしていた際、「彼女今生理だからあんまり早く帰るの嫌だな。なんで女性って生理だからってすぐキレたり、痛い・だるいとか甘えるんすかね?少しは我慢しろよって。俺だって仕事で大変なのに」と愚痴をこぼしていたことがありました。

顔面をぶん殴りたくなる思いをこらえて、「今言った事本気で思ってるんだったら、生理についてもっと勉強した方がいいよ」と伝えたものの、それからずっとその男性社員の言葉に憤りというか、怒りというか、悲しみのようなものが頭から離れませんでした。もちろん彼も悪気があって発言したわけではないと思うのですが、きっと彼だけではなく同じように思っている人(男性・女性問わず)がいるという事、それに気づいたことは当時の会社を辞め、今の会社を始めるきっかけのひとつになったのだと思います。

私たちの会社について

話は飛びますが、私たちの会社(ユトレス)では、「女性のワクワクや挑戦と、女性の健康課題の解決が循環するエコシステムを創る」をビジョンに掲げています。

そんな中、国際女性デーを知った事は、私たちに何ができるのか。を真剣に考え取り組んでいくと強く思い直すとてもいい機会でした。

私たちは、ウェルネスという側面から女性のワクワクや挑戦をサポートしていきたいと考えており、女性が女性特有の身体の症状やその症状による差別によって我慢することを抹消していければと思っています。自分がやりたい事、築きたいキャリア、「女性だから」という理由で諦めることがない世の中にするために、まずは女性である自分自身がそうでありたいと強く感じました。

今は個人としても会社としても影響力もくそもないですが、必ずそのような世の中を創っていきます。(今ここで宣言することで自分自身の戒めにもなるという思いもありますが。)

最後に

女性だけではなく、全人類がジェンダーギャップについて考える機会が増え、その後ジェンダーギャップそのものがない世の中になる事を祈っています。そしてそれは必ず実現できると信じています。男女関係なく、多くの人々が、生き生きとした暮らしを送れますように。


(参考:World Economic Forum「Global Gende Gap」https://www.weforum.org/reports/global-gender-gap-report-2021 2020.03.08、NHK「国際女性デー ジェンダー平等を考えるセミナーで企業事例発表」https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220308/k10013520741000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001 2022.03.08、国際連合広報センター「女性の権利」https://www.unic.or.jp/activities/humanrights/discrimination/women/womens_day_2014/ 2022.03.08)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?