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真の美しさ---誹謗中傷に関して思うこと

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普段はニュースレターでしか全文読めない内容ですが、2月7日に配信したものを残しておきたいと思います。

ピックアップしたニュース:

ケイト・ベッキンセイル、水着姿を批判した女性へ親身にアドバイス


女性は男性よりも外見に言及されることも多く、
幼い頃から容姿や身につけるものに気を配る人も多いです。

特に女優やモデルなど、容姿を売りにしていると見なされる職業の方は
それが商売道具だから、という理由で心無い批判や中傷に会うこともあり
そのせいで、SNSをやめる人もいます。

英国の女優、ケイト・ベッキンセイルは現在46歳。
身長170cmの9頭身で少し前まで「最も美しい顔100人」の上位争いの常連でした。

Instagramをよく利用しており、ワークアウトをしている様子などがよく投稿されています。

ワークアウトに行く際の写真を投稿すれば
「10代みたいな格好してるけど、もうおばさんだよね」とコメントが届き
「ハハハ、あなた面白いわね、今度一緒に出かけない?」などと、批判的なコメントにもジョークで答えるケイト。

メキシコのロス・カボスでの休暇中にInstagramに投稿された水着の写真はとても美しく、絶賛するコメントが付くなか
「中年の危機か何かを抱えてそう」
「(水着を着るには)歳を取りすぎ。注目されたいだけでしょう(笑)」
などの批判的なコメントがありました(※現在は削除されています)。

ケイトはこれに、投稿者を思いやった返事をすることにしました。

誰かを批判したくなった時、特に相手が赤の他人である場合は、
本当に起こっていることって、
あなた自身が抱いている恐怖心が現れているって知ってた?
私はあなたを知りません。
歳を取ると価値がなくなるとか、魅力やセクシーさを失うとか、自分の身体を嫌いになるべきなんて誰があなたに教え込んだのかも分からないわ。
でも、女性から女性へのアドバイスとして『そんな声に惑わされないで』と言いたいの」
そうすれば、もっと自分をパワフルに感じられるようになるし、身体的にも開花して、自分が誰で、何を望んでいるのか、自分を理解できるようになる。
そうすると、健全な境界線がわかるようになる。
もしあなたが若くて、歳を取ることが怖いのであれば、怖がらないで。
それは人々があなたを怖がらせる方法じゃないし、特に女性にとっては、より事実と異なります
自分の力に気づき、安定して、どんなことも可能だと感じられるようになるの。
周囲の人やメディアの『あなたは若いから価値がある』という言葉や、
絶対に手に入らないものに価値があると言ってあなたを怖がらせている言葉は、ただの雑音だから無視して
そして、もしあなたが若いわけではなくて、
若かった時よりも可能性が制限されていると思っているのであれば、実際そうではありません。誰かにあなたを抑え込ませないで。
このようなコメントを残すあなたが、どれほど悲しんでいるのか私には想像がつかない。
みんな強がって平気な顔をしていても、実は色々な苦労をしているものよ。
このメッセージをメッセージ通りに受け取ってもらえることを願っています。
あなた自身を映し出してしまう意地悪なコメントを残すことよりも、あなたにはもっと提供できるものがあることを私は知っています。
愛をこめて。

誰かに悪口を言われて傷ついたことは、誰しも一度や二度はあるでしょう。

事実がどうであれ、相手を傷つける目的の批判をする人というのは、"自分の心が反応するものをそのまま表に出している"、つまり「自分はこんなに嫌な部分を持っています」と自己紹介をしている人です。

例えば自作の料理の写真を投稿した時
「美味しそう」「盛り付けがキレイ」と言う人もいれば
「女子力アピールうざい」などと言う人もいます。

明らかな悪意をもって批判されたときは、相手は自己紹介をしているだけなので
「そうか、女子力がないことにコンプレックスを持っている人なんだな」と
自分にその悪意を取り入れないことが大切です。

こういう自己紹介をしてしまう人は
こうでなければならない、こうであるべきという枠組みや役割意識が強いので、窮屈でどこかで息を抜きたい人が多いように思えます。

年齢がいくつか、という話と、老いている、という話はまったく別物です。
そして、老いていることでさえ悪いことではありません。

自分が受け入れられない部分を中傷や批判という形で自己紹介してくる人には
それを受け取らず、できることなら
愛で包んでお戻しすることで、美しさがより拡がっていくのではないかと思うのです。

誹謗中傷してきた人に
「そんなに辛い思いをしてるのね」と心から思うことは、難しく感じるかもしれませんが
まずは形からでもそう言ってみて、なるべく自分にそのエッセンスを取り入れないと、そう決めることが大切なんじゃないかなと思います。

願わくば自分の排泄物を、公衆の面前にさらすことの恥ずかしさを
知る人が増えますように。


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