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(再掲) 「欲」というエネルギー
仏典の一つ「法句経」の中で、水の話があります。舟に穴が空いており、川の水が舟の中にどんどん入ってきて、舟を沈没させてしまいます。しかし、この同じ水は、舟を浮かべることもでき、舟をおし進める水でもあるのです。
人間の欲は、決して悪ではありません。欲は天地から授かった大切な命のエネルギーです。そのことに気づかず、小さな自我の、ああしたしい、こうしたい、という欲望に向けたとき「煩悩」となります。
自分(舟)の中に、欲というエネルギー(水)を取り込みすぎず、授かったものを天地へ返そうと、欲を向上へ、また利他行へと方向付けしていくべきでしょう。
「私が、私が」という欲より、周りにエネルギーをふんだんに与えることが出来る様になりたいものです。そうすればきっと、知らぬ間に私の願いも叶えられているに違いない。
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