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バイカラースヌードの編み方



完成形

今回は、🔻この記事🔻

で作った【バイカラースヌード】の作り方をメインに書いてみます!


§使用する毛糸§

今回も、前回に引き続き
太:Parasolアクリル極太
カラーナンバー:113
素材:アクリル100%
→約4玉弱

細:Off Time 純毛並太
カラーナンバー:1004
素材:毛100%
→約2.5玉弱

の2種類を使用します。


§デザインの決定§

デザイン自体は前回とほぼ同じにして、中央部分だけ少し違うデザインにしていきます。

仕上りサイズも、前回の物で非常に満足しているので、目数は同じにします。

※ただし、今回作りたいデザイン的に、糸をねじる箇所が増えるので、仕上り幅が若干縮む可能性はあります。


☆仕上り想定サイズ☆

袋状になった状態で幅18cm
周囲70cm

※このスヌードは、首からかぶる際にファンデーションなどのメイク用品で汚れたり髪型を極端に壊したくないという思いから、周囲が大きめに作られています。

もしかすると、男性用として使う分には、そんなに大き過ぎないのかもしれませんが、首周りにフィットする大きさではないので、真似する場合はご注意ください。

☆目数☆

・太い糸68目×120段
・(切り替え時18目増目)
・細い糸86目×130段
を目安に編んでいきます。

(段数などは、力の加減次第で微調整が必要そうなら増減させます。)

☆編み目☆

・裏面→鹿の子編み17目
・縄編みA4目
・鹿の子編み4目
・表編み2目
・裏編み3目
・縄編みC8目
・裏編み3目
・表編み2目
・鹿の子編み4目
・縄編みA4目
・裏面→鹿の子編み17目


§使う棒針(かぎ針)の号数を決める§

これも、前回同様
棒針:4mm
かぎ針:6号
を選びました。


§作り目§

私は、
かぎ針で鎖編み
→そこから目を拾って棒に掛けていく

というやり方で作り目をすることが多いです。

今回もそのやり方で作っていきます。
(※伸びない作り目になりますので、真似する場合、アイテムによっては注意してください。)


《鎖編みで作り目する理由》

◆棒針に直接目を作っていくやり方だと、糸が傷みやすいから嫌なのです。

◆棒針に直接目を作ろうとした場合、どの位糸の長さが必要なのか判断つかず、足りなかったり余り過ぎたりする可能性が高いから嫌なのです。

◇鎖編みから作り目すると、綺麗な端に仕上がります。(私の場合)

◇更に、今回のように端同士を繋げる際も、鎖編みから作り目したものだと、繋げる箇所が分かりやすいです。


〖実践(作り目)〗

★このとき、目数がちゃんと出来ているか、数えて確認しておくと失敗を防げます。


§編む§

上記の作り目で目を作ると、鎖編みの表情が表と裏で若干異なります。


好みにもよりますが、私は編み始めの面を裏面として編んでいきます。


〖実践(編む)〗

①裏面からのスタートとなるので、決めてある☆編み目☆の裏バージョンで編み始めます。

☆裏バージョンの編み目☆
・裏面→鹿の子編み17目
・縄編みA4目⇐裏編み
・鹿の子編み4目
・表編み2目⇐裏編み
・裏編み3目⇐表編み
・縄編みC8目⇐裏編み
・裏編み3目⇐表編み
・表編み2目⇐裏編み
・鹿の子編み4目
・縄編みA4目⇐裏編み
・裏面→鹿の子編み17目

実際に編みました。

相変わらず1段目は何も分かりませんね。

★このときも、1段編み終えてからそれぞれの目数が合っているか確認すると、失敗を防げます。

②このまま、あと2段編みます。2段目以降は、編み始めの1目を飛ばして編んでいき、端を綺麗に整えておきます。

③4(の倍数)段目に、縄編みAを捻ります。このとき、左右とも外から内巻きに捻れるデザインにしたいので、右は手前に、左は奥に、それぞれ2目避けてから編んでいきます。

(私は縄編み針を持っていないので、かぎ針で避けてから、棒針に戻して編む…というやり方をしていますが、お好みで縄編み針を使ってくださいね)

後はまた8段目まではそのまま編み続けます。

④8(の倍数)段目に、縄編みCを捻ります。この形は、2つの縄編みが隣り合わせで、それぞれ外巻きに捻れるデザインなので、右は奥に、左は手前に、それぞれ目を避けてから編んでいきます。

こうして、また4段後に③の工程、8段後に④の工程………と繰り返し、全部で120段編んでいきます。

※119段目を編み終えたタイミングで、細い糸を繋いでおき、編んでいく形になります。
(120段目を編むとき新たに棒針に引っ掛かっていくのは細い糸になります。)

119段目を編み終えて、これから120段目を編むところ


§糸を変える§

詳細は🔻こちらの記事🔻

に書いてありますので、必要な人は活用してください。

今回は、前回と少しデザインが異なるので、増目の箇所はこうなります。

※途中、縄編みCを捻りながら増目しているので注意が必要です。

★ポイントとして、細い糸になるからこそ、ふんわり柔らかく編むように心掛けます。これは本当に重要なポイントです。


〖実践(糸を変える)〗

120段目を編みました。

相変わらず、この状態の写真だと、どこがどう増目されているのか、全く分かりませんね笑

★目数を増やし終えたら、必ず目数を数えてみるようにすると、失敗を防げます。今回もしっかり86目に増えました。


§編む2§

糸が切り替わり、増目されたので、編み目のそれぞれの目数が変わっています。



〖実践(編む2)〗

①また裏側からのスタートになりますので、編み始めは以下の通りです。
・裏面→鹿の子編み21目
・縄編みA6目⇐裏編み
・鹿の子編み4目
・表編み3目⇐裏編み
・裏編み3目⇐表編み
・縄編みC12目⇐裏編み
・裏編み3目⇐表編み
・表編み3目⇐裏編み
・鹿の子編み4目
・縄編みA6目⇐裏編み
・裏面→鹿の子編み21目

※このとき、裏面になる部分の鹿の子編み部分が、下段と同じ目で編まなければいけない箇所も出てきますが、下段は無視して、実際に編みたい順番で編めば大丈夫です。細い糸へと切り替わった箇所で増目されているので目立ちません。

★はい、毎度お馴染み、編み終えたらまた目数が合っているか確かめておくことで、ミスを防げます。

②このまま、あと5段編みます。糸が変わっても、太い糸のときと同様、編み始めの1目を飛ばして編んでいき、端を綺麗に整えておきます。


・糸が細くなったこと
・縄編み部分の目数を増やしたこと
以上2点から、細い糸のときは6段目に縄編みAを捻ります。捻る向きは変わりませんが、避ける目数は3目へと変わっているので気を付けてください。

今回の画像は既に捻った後の画像です。太い糸のときと段数は異なりますが、さほど違和感が無いことが伝わると思います。

あとは12段目までそのまま編んでいきます。

④12(の倍数)段目に縄編みCを捻ります。今回も、捻る向きは変わりませんが、避ける目数は3目になっているのでご注意ください。

今回も捻った後の画像です。流石に太い糸のときと比べ、1つの模様で4目増え、段数も4段増えたので、模様はなかなか大きく見えますね。ただ、スヌードとして仕上がった際には細い糸の模様は大きい方が全体的に貧相に見えないので、私はこのまま編んでいきます。

こうして、6段後に③の工程、12段後に④の工程…と繰り返し、全部で130段(予定)編んでいきます。

※太い糸の編み始めと繋ぐ予定なので、模様のバランスを考慮して縄編みCの最後は12段目ではなく、10段目で捻って編み終えます。

129段目を編み終えたところです。

半分に折ってみると、丁度良さそうな長さなので、130段目を編んでいきます。先程書いた通り、この段で縄編みCを捻ってしまいます。

130段目を編み終えたところです。


§綴じる1§

綴じながら、増やした目数を減らす作業も同時進行でやっていきます。もし、説明がややこしく感じられたとしても、増目した箇所は2目分同じ目に綴じていくだけなので、実際の作業としては全く難しくありません◎

順番に実践していきましょう。



〖実践(綴じる)〗

このセクションでは、スヌード(輪っか)状に綴じていきます。このときに減目も行うので気を付けてください。

★この作業もついつい力が入りやすくなってしまいがちですが、優しく、緩く、綴じていくことを心掛けた方が綺麗に仕上げられます。

綴じる前の確認です。

綴じ方は、鎖編みの要領と同じで、糸を引き抜いていくだけなのですが、このとき、1目1目たっぷりと余裕を持って糸を引き抜いておくことで、ある程度の伸縮に耐えられるようになります。

この作業もついつい力を込めてしまいがちかもしれませんが、1目1目ふんわり綴じていくようにすると良いです。

綴じ終えたら、縦横に軽く引っ張り合うことで、綴じ目が馴染みやすくなります。


§綴じる2§

このセクションでは袋状に綴じていきます。


〖実践(綴じる2)〗

綴じる1同様、鎖編みの要領と同じく、ひたすら糸を引き抜いて綴じていきます。このときも、たっぷり余裕を持って糸を引き抜いていくようにすることで、多少の伸縮に耐えられるようになります。

太い糸ゾーンになる際に、綴じる糸も繋ぎ変えます。袋状に綴じてしまうので、かなりテキトーな繋ぎ方でも大丈夫です。そして、細い糸のときと同様、綴じていきます。

綴じ終えたら、またテキトーに結び目をして袋状の中に突っ込んでしまいましょう。そして、上下左右に軽く引っ張り合うと綴じ目が馴染んでいきます。


§完成§

糸の切り替え面


綴じた面


毎度お馴染み、私の下手くそな撮影技術により、分かりにくいですが、やはり幅は約16.5cmへと少し細くなりましたね。まぁ首の短い私にとってはこの位許容範囲なので良しとしまs……

周囲はしっかり70cmに仕上がったようです。


上が今回、下が前回


上が今回編んだ物、下が前回の記事用に編んだ物です。やはり、今回(2本目)のデザインの方がボリュームあるような見映えに仕上がりましたね。縄編みなどの模様は詰めずに配置した方が暖かそうに仕上がります。

と、いっても、袋状になってるので、どちらもかなり暖かいですけどね。


Parasol 1玉100円×8玉
Off Time 5玉入り980円×1袋
計1,780円+税(1,925円)
で2本出来上がったので、参考にしてみてください。

何度も言いますが、ご自身の編む力具合や、選んだ棒針などによって使用する毛糸の量は前後しますので、ご注意ください。まぁ、多分私ほど細い棒針で編む人もいないと思うので、私は毛糸をふんだんに使ってる方だと想定していただいて大丈夫ではないかと思います。

また、これも途中書いたことの繰り返しですが、女性の首周りにフィットするサイズ感に仕上げたい場合は、周囲約60cm程度に仕上げるのを目安にすると良いはずです。

※ただし、フィットするサイズ感だと、ファンデが付きやすくなったり、髪型が崩れやすくなったりもすると思うので、ご自身で見極めてみてください。

カップルやご夫婦でおそろっぴも可愛いと思うので、創作を楽しんでみてくださいね☆

また、トリコロールカラーやレインボーカラーのように、複数の色を使用しても面白い作品が仕上がると思いますので、色々な人の参考になったら良いなって思います〃⌒∀⌒

以下、また、今回の取り組みにまつわる感想文を書きます。

前回、良い感じの記事に仕上げられた手応えがあったので、調子に乗って、勢いで取り組んでみたら…

やっぱりDIYブログは凄く難しかったですorz

編み物だから余計なのかもしれませんが、本っ当に写真を撮るのが難しかったです!

スマホを三脚にセッティングして、三脚を抱えるような姿勢でカメラの前で編み物する体制になりながら、写真のタイマーを駆使して何度も何度も………

正直、もう二度と編み物のDIYブログは書きたくない気もしつつ、逆に
『ここまでできたんやから、次もできるやろ☆』みたいな変な自信も湧きつつで、妙な気分になっています笑


前回は、工程をピンポイントに絞っていたのでハードルが下がっていたのかもしれませんね。

今回は、
『作り方をしっかり書いてみよう!』と思って始めたため、
『え…この工程、どこまで写真要るかなぁ?どの位説明必要?』って悩みまくりでした。

凄く大変でした!


過去記事を振り返ったときの反省点として、
『説明画像を踏まえた記事を作るときは先にイメージをある程度固めてからの方が良い。』と反省していた癖に、結局また編み物を編みながら必要そうな画像のイメージをメモして…とあっちこっちやってしまってたので、それが良くなかったように感じます。

次回、もしこういった制作記事を書くなら、ある程度記事のイメージを組んでから取り掛かるのが良いかもしれません。


ただ、
[普段何気なくやっている行動を事細かに記録してみる]という活動も目的の一環ではあるので、そういう観点から見ると、作業しながら、思い付いたことをちょこちょこ記録して…また編んで…また記録して…と進めざるを得ないのも仕方ない部分もあります。

どちらの方向性から見つめるのも大事だから難しいところですが…やはり、記事を制作する前に、ある程度記事の流れを決めてしまい、編む前に注意点やポイントも分かっている部分は抽出しておき、作業して新たに出てきたものだけを都度記録していく…という流れで取り組むのが、良さそうです。

こうして私はまた新しいスキルを学びましたね *⌒艸⌒

これをいくつか試して磨いていくかどうかは…分かりませんが笑


でも、ここまで分析できたので【今回の分析結果を元にしてしっかりDIYブログに取り組んだ記事】はせめてもう1回は書くはずです。

まだ何を作るか、何をテーマの記事にするか、など全然決めていませんが、いずれ何か作ろうと思います。


今回の記事は【説明】に重きを置いたのと、勢いだけで作り始めてしまったことから、説明画像に色気もクソも無いところが、残念な気もしています。

もし次回があるなら、しっかりと説明画像自体のセンスも磨いて、可愛い記事に仕上げられることを目指していけると良いのかもしれません。



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