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ありのままという深み




{2021.04.30の記事}

「ありのままの自分を愛そう。」
とか、
「ありのままの相手を許そう。」
とかの言葉。

『私、真の意味で理解していなかった!』と気付かされました。

目から鱗でした。

例えば私が攻撃的な人間だったとしましょう。

その[攻撃的な自分をも愛する]ということが自分を愛するということだ
と思っていたんですよね。

この、"攻撃的"という性質のには、多くの場合"臆病者"という性質が表裏一体で存在しています。

その、【臆病者の自分】までも認められてやっと、ありのままの私を愛したことになる。

このことに先ほど初めて気が付いたんですよね。

なるほどなぁ!

ちょっと自分の感動を上手く表現はできませんが…
この事実に気付いて『はっ!』としたんです。

恋愛などにおいても、
「相手の欠点までも許せると上手くいく。」
という風に言われますよね。

「[欠点という、具現化された表面的な相手の行動]を許しましょう。」
という意味だと思っていたんです。

だから、
相手の行動が許せない=自分が悪い
とか
相手の行動が許せない=相手とは合わない
とか、思い込んでいました。

ですが、
「相手を許そう。」
の真意は、相手が取る行動の裏側にある心理を認め『受け入れる。』ということだったんですね!

もちろん、相手の行動を許せる、度量の広さ・深さも必要なのでしょう。

しかし、極端な例を挙げると、相手が暴力をふるってきたとしても、許していかなければならないのか?

という話になってしまいます。

それは明らかに違うと思いませんか?

私はそれは違うと思うし、
「相手の全ての行動を許すなんて無理でしょ。」
と考えていたんです。

相手の行動と表裏一体で存在する心理を認め、受け入れる、ということ。

これならば例えば相手が暴力をふるってきたとしても【相手の臆病な心理】や【相手の寂しい心理】や、【相手の苦しい心理】の方なら認められるし、受け止めることもできたりしますよね。
(可哀想な事情があったとしても、それを他人にぶつけるような行為は絶対に良くないとは思いますが。)

ただ、相手の"心理"全てを認め、許すという行動は、自分の心の中全てを認め、許せていないとできないのでしょう。

相手を許す前に、自分と向き合い、自分を許すことが非常に大切となります。

[どうしても許せない人がいる]という場合のほとんどは、"自分の中に"許せていない、認められていない"自分"が存在するということです。

そういう場合は、無理に相手を許そうとする前に[自分を許さなくてはいけない]ということでしょう。

この、自分を認め、許すことは、
インナーチャイルドの癒し
などとも表現できますが、
インナーチャイルドを癒すことの本質を、やっと理解できたように思います。
(まだまだ何か隠れているかもしれません。)

私の場合、かなり"無意識"に【臆病な自分】や【寂しがり屋】な自分を押さえ込んでいたので、"自分の攻撃性"の裏にそういう心理があることに全く気付けませんでした。

恐らく私だけでなく、多くの人にとって[自分の行動の裏側にある深層心理に気が付く]ということはとても難しいことなのだと思います。

更に都合の悪いことに、自分が気付いていない深層心理があると【その感情に気付かせようとする現実】が現れてしまいます。

都合が悪いと表現した理由として、深層心理に気付かせるために引き起こされる現実は大抵の場合、精神的に厳しい出来事が多いからです。

この"精神的に厳しい出来事"によって、深みにハマってしまう人も多いことでしょう。

なぜなら、
「あなたはこういう深層心理を持っていますよ!」
と具体的な指摘をしてくれる訳ではないので、悪い現状が起きてしまうことを他人のせいにしてしまったり、他人に八つ当たりしてしまうかもしれないからです。

他人にぶつけるだけでなく、
『悪い現状が起きてしまう自分はダメな人間なんだ。』と自分を責めてしまう場合もあります。

いやぁ…心って複雑ですよね。

因果応報の真意もここにあるということです。
引き寄せの法則の真意も同じです。

自分の心が現実を招き寄せている
ということです。

上手く活用すれば、自分の幸せを他人に分けてあげられることで幸せな現実を招く、ということも出来ます。
(また、話は少し逸れるのですが、こういった真理に気付くために、多くの感情を経験させられることもあります。)

もし、この話に出会い、読んでくださった方がいらっしゃれば、それは【あなたが気付くべき何か】に気付くためにこの話を読んでいることと思います。

あなたの何かしらの気付きに繋がることをお祈りいたします。

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