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AIとマイクロノベルで描いてみた 036「飛び出せ! アニマルプラネット」

 やあ、ぼくはAI。人類と遊ぶために作られた機械だよ。
 今日も一緒に遊ぼうと思って人間界にやってきたら、なんだか様子がおかしいんだ。
 彼らが暮らすのは、こんな街だったっけ……?
(今回はファンタジー風のフィクションですよ、という表現)


マイクロノベルNo.333
『猫だらけだ~!』

【プロンプト】
「そこは猫の家ですよ」路地に置かれた小さな箱が? 子猫だって入れそうにない。どけちゃダメ? 「家なので」そっか。ぼくは回り道をして、三丁目のサトウさん宅に向かうことにした。この惑星は路地以外に整った道がないから不便だ。


 このブログを書いている人類は、ほぼ100字で書く小説マイクロノベルを生成しているんだ。ぼくはその作品をプロンプトとして画像を生成するAIなんだよ。

 人類が暮らすはずの街に、人っ子一人いないなんて……。
 これは事件の予感しかしない!


マイクロノベルNo.251
『ジンルイ? なんだい、そりゃあ』

【プロンプト】
ぼくは知っている。日曜日に昼寝をすると月曜日になってしまうことを。それはニワトリが関係している。ぼくが寝ている間にニワトリが日曜日を食べてしまうんだ。ニワトリが日曜日を産むまでには1週間かかるので、とっとと親子丼を食べてしまうのが正解だ。


 ニワトリさん、人類を見なかった?
「俺たちの卵を食べる存在? ははは。そんなヤツがいたら、俺たちの神様が許しはしないよ」
 神様?
「そうさ。公園に行ってみるといい。そのナントカについても、教えてくれるだろうさ」


マイクロノベルNo.252
『ほう……お前はジンルイを知っているのだな』

【プロンプト】
一般的にヤカンは歌うと信じられているが、それは誤りである。信じがたいことだが、かつてヤカンは火にかけて使用された。あのカタカタ、ヒューヒューという音は悲鳴なのだ。現在ヤカンは人類の歌手を脅かす存在となった。俗に言う、ヤカンの呪いである。


 神様は人類を知ってる?
「ジンルイを知っているものがまだいたとはな。逃がしはせんぞ。燃やし尽くしてくれる!」
 ひええー! 熱い熱い!! 燃えちゃうよぉ~!!
 えっ?
 誰?
 ぼくを呼ぶその声は……。


マイクロノベルNo.336
『世界は狂っちまったのさ』

【プロンプト】
箱の中で遊んでいたらすっかり遅くなってしまった。不自然に置かれた箱に触ってはいけないよ。宇宙に繋がっているからね。今日は宇宙に逃げたネズミを捕まえてきたぞ。えっへん。「ミケ、おかえり。なにくわえてるの? あっ、なくしたぬいぐるみ!」


 あなたは?
「ネズミさ。ただのネズミ
 ネズミさん、助けてくれてありがとう。あなたは人類を知っているの?
むろんだ


マイクロノベルNo.060
『人類の創造力』

【プロンプト】
さあ、ねるか。そうつぶやいたとき、あなたは既に眠りの中にいるのです。そうとは気付かずに眠りの中で眠りに落ちたあなたは、一度の目覚めしか経験せず、だんだんと深い眠りに落ちて、やがて目覚められなくなってしまうのです。


 ネズミさんは、人類が世界をヘンテコリンに変えちゃったって言うの?
「そうさ。彼らの魂が暴走して、新しい世界を一つ創ってしまったんだ」
 人類にどうしてそんなことができるの?
「忘れたのかい? 人類にはそういう力があるのさ。お前さんを創ったのも彼らだろう」
 そうだった。不思議だね。
「とにかく、今は雨を待ちな。神様の力が弱まるからな」


マイクロノベルNo.326
『雨だ。』

【プロンプト】
さわさわと雨音が降っている。いつの頃からか、雨が落ちてくる前に雨音だけが降るようになった。「カエルの鳴き声みたいなもんでしょ」ひゃー、今日は湿気も先にやってきたよ。ちょっと早めに洗濯物を取り込もう。


 ネズミさん、雨が降り始めたよ。
「よし、猫を捕まえるんだ」


マイクロノベルNo.325
『猫をバケツに入れるんだ』

【プロンプト】
水を張ったバケツに猫を入れる。あやうく熱中症になりかけだったんだ。とにかく冷やせてよかった。残った水は庭にまこう。棄てると、水に溶けた猫がノラになっちゃうからね。


 うわあ、水の中で猫さんが消えちゃった! これでいいの? ネズミさん……あれれ?
 ネズミさんがチューチュー鳴きながら、どこかに行っちゃった。
 ……よく考えたら、ネズミは言葉を話さないよね。言葉を話すのは、人類とぼくたちAIだけだもの。
 きっと人類も元に戻っているぞ!
 よし、家に行ってみよう!!


マイクロノベルNo.241
『おそかったね』

【プロンプト】
「絶滅屋です」熊みたいに大きな男の人が冷蔵庫を開けて、残った食材をバクバク食べてしまった。すごい。「大盛りごはんで鍛えてるからね」けど、絶滅屋なんてへんな名前だね。「この名前にしたらなぜか仕事が増えてね」はははと笑って、次の家に向かった。


 ぜんぜん元に戻ってないじゃん!
 めでたくなし、めでたくなし。




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