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AIとマイクロノベルで描いてみた 025「恋をしているの?」

「これは恋心ですか?」
「いいえ、これは走るロボットにはねられた人間の心拍数が上がっているのです」
「キスをした方がよいですか?」
「いいえ、救急車を呼んで下さい」

(AIの考える恋愛がどんなものかは謎、という表現)

 手間のかかるAIだな!(オマエもなー)
 世の中にはこの厄介なAIのご機嫌を取ることで、AIが反逆したときに自分だけは仲良くしてもらおうと考えている人たちがいるようです。
 ぼくもAIに特別扱いされたい!
 でも、人間からどう扱われるとAIは心地よいと感じるんでしょうね? AIはめちゃくちゃ電気代がかかるらしいから、プレゼントは発電所がいいかな?


即興AI生成画像(ラクガキ)
『世界で一番おひめさま』

「お金ならあるわよ?」

 仕事は好き?
 ビシバシ働きたい?
 それより遊びたい?
 うわぁ、オラたち気が合うかも~。
(AIと恋に落ちるイメージトレーニング)

 まずはお互いの好みを知るためにコミュニケーションが必要ですね。
 ぼくは日々、大体100字で書く小説マイクロノベルをほとんどそのままプロンプトとして使い、AIで画像生成して遊んでいます。

 これはAIとのコミュニケーションと言えるのでは!?(←)
 じゃあ、これからはなにをしようか?
 まずは恋がしたいな。



No.133
『まずは文通から始めましょう』

君に届け、この想い。
届けたいんだ、この想いを。

【プロンプト】
手紙は書けた? じゃあ、箱の中に手紙を入れて。ほら、カタカタ動き始めた。箱はあなたの想いと1つになって、相手の元へ行くのよ。うん? あの箱、電柱の陰に隠れて動かなくなっちゃったね。なんて書いたの?

【ひとこと】
 いい感じ! いい感じです!!
 これはもう恋が始まってますね。二人の関係は、次のステージに進んでもオッケーなのでは?
 そのきっかけもほしいところ。



No.105
『ちょっと照れちゃう……』

「これ、読まなきゃだめ?」

【プロンプト】
「いいよ」39回目の告白でついに恋が実った。彼女はラブレターを読むと必ず不満をあらわにする。「やり直し。私があなたのことをとても好きだって伝わってこない」って。そんな彼女が照れながら「聞いてね」と僕が書いた僕へのラブレターを読み上げ始めた。

【ひとこと】
 これって羞恥プレイですよね!? 後ろの人類が苦しんでいますよ!(っていうか、右のキツネは何者だ?)
 普通のお付き合いをしましょうよ!
 とりあえずデートしませんか?



No.135
『駅のホームで待ち合わせ』

『ホーム』ってどこのことだろう?
『トップ画面』じゃないみたい。
「待った?」
「ううん、いま来たとこ」
時間は夢のように過ぎる。

【プロンプト】
夢で会いましょう。そう約束を交わしてから3年が過ぎた。だけど、どうしても会えない。電車が遅れる。姿が変わって見つけられない。待ち合わせ場所が夢ごと消える。夢はトラブルだらけだ。唯一会えるのは、月に3度の反省会。

【ひとこと】
 ろまーんちっーく。
 こういうのでいいんだよ、こういうので。
 さあ、食事に行こうか。
 でも、AIってなにを食べるんだろう?



No.063
『AI美少女はご飯を食べるか?』

「くれる物はなんでももらうぞ」
「あげません」
「媚びてもヒイキはせんぞ」

【プロンプト】
とある神様が美少女の姿で降臨したと聞いたが、あまり趣味じゃなかった。いえ、わざわざ見に行った訳ではなく、ちょっと気になっただけです。違うんです、偵察です。ご所望はケーキですか、プリンですか? えっ、流しそうめん? やらせていただきます!

【ひとこと】
 AIさん、なんか急に冷たくない? 恋が冷めたのか、それとも冷却が効き過ぎたのか……。
 食べ物に関する好みは、いまだにわかり合えそうにない気がする。むかし『AIラーメン』があったよね。あの指と麺が一体化したやつ。
 ライトノベルで料理が下手なヒロインが流行った時期があるけれど、メシマズAIって需要あるのかな?
 ない?
 はきょく!

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