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ビジネスマインド          第2回:知識・スキル・マインド

相撲や柔道でよく耳にする言葉に「心技体」というのがあるが、

ビジネスにおいて、それに似たような3要素が、テーマにあげた、知識・スキル・マインドだと思う。

例えば、Aという商品を知らない人に100個売りたい場合。

営業部員・販売員はまずA商品のことを知らないと売ることが難しいだろう。めちゃめちゃ詳しくなったところで、商品んをしらない人に購入してもらうセールストークやコミュニケーションスキルを持ってないと売れない。

そして最後は、マインド。どれだけA商品を売り上げたいか。またその先には何があるのか。売る目的は何か。腹落ちして売るマインドになったとき、A商品の売り上げは飛躍的に伸びるだろう。

知識・スキルは勉強して、練習すればなんとか備わるが、マインドセットはマネージャーが一番苦労する部分ではないだろうか。

私の過去の経験から、一番大事なのは目的をしっかりと腹落ちさせることが重要だと思う。

目的は会社の利益をあげるため、1000万稼ぐため、社会貢献するため、などなど目的は必ず「〇〇するため」と言い換えられる。ここが浅くても、広すぎても現場の営業、販売員まで届かないと思う。目的は広く。ビッグワードでも、そこにたどり着くためのマイルストーンとしてのゴール設定はより現実的であるべきだ。

例:A商品を売りたい。

目的:世の中の困っている人にA商品を使うことで元気にするため

ゴール:1か月で50万個販売する

必要な知識:A商品について、競合他社、類似商品について、販路、チャネル選択

必要なスキル:セールストーク・コミュニケーション術

マインドセット:ゴール達成で〇〇円の臨時賞与を全員に支給

これは新規販売の例だったが、逆に販売進捗がうまくいっていない場合の分析として使うこともある。

例:A店の売上が前月比で10%ダウン

知識:今月から始まった新商品の知識は大丈夫か?

スキル:セールストークは全員もっているか?

マインド:全員が売上目標達成を意識しているか?

この3要素で分解すると、どこがボトルネックか見えてきて、対策が打ちやすくなる。

もっと簡単に言うと。

売り込み方を知ってるのか・知らないのか(知識)

売り込み手法ができているのか・できてないのか(スキル)

売り込みをやってるのかやってないのか(マインド)

自分が店舗のエリアマネージャーだったときは、マインドで引っかかるお店が多かったように感じた。店長がやってます!って勢いよく言っていても、実際お店に見に行くと、アルバイトさん、一般社員はやってないことが多い。なぜやらないのか冷静にヒアリングをしたものだ。聞くと、知識・スキル・マインドでマインドの部分が大きいと思いきや、実は知らない、できないことが多かったりする。知ってる風、できてる風の子たちを気づかせて、諭すことがマネージャーの仕事の一つだ。

新規で始めることや既存の仕事の分析する際、知識・スキル・マインドの軸で、よく観察してみよう。問題はシンプルなはずだ。

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