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字書きです。 普段は白い怪盗さんと小さな探偵さんをメインに二次創作活動をしております。…

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字書きです。 普段は白い怪盗さんと小さな探偵さんをメインに二次創作活動をしております。 こちらではオリジナル短編や日々の出来事などをのんびり綴っていこうと思います。 何かありましたらお気軽にお声掛けください◎

最近の記事

「幸せなら手をたたこう」ご感想へのお返事

2024/07/07 5:52の方へ この度は新刊をお読みくださりありがとうございます! 書き下ろしはキッドさんの格好良さとはまた違った視点で書きたかったので、快斗くんの優しさが伝わったようで安心しました。鳩さんとはこれからもずっと仲良しでいて欲しいですよね。コナンくんのところにもまた遊びに行って欲しいです🕊️ ご感想いただけて、とっても嬉しいです!本を作って良かったなと心から思いました。 書き下ろし後に読み返すと、より楽しめるかと思いますので、何度もお読みいただけますと幸い

    • Kコ「大切にするから」 6/30ジュンブラ無配小冊子の本編に、 少しだけ加筆しております。 是非、お読みいただけますと嬉しいです。 イベントで小冊子をお手に取ってくださった皆様、 ありがとうございました💍 #pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22507182

      • 【6/30】ジュンブラ新刊サンプルを投稿しました! [R18]「月下美人」|https://pixiv.net/artworks/119905674 「幸せなら手をたたこう」|https://pixiv.net/artworks/119905636 2冊ともKコです。 どうぞよろしくお願いいたしますー! #好敵手の恋愛ケイコウ

        • 「面影のゆりかご」 新作投稿しました! 函館後のお話です。 二人の仲睦まじさあり、平次くんも登場します。お読みいただけると嬉しいです❀·̩͙ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22108305

        「幸せなら手をたたこう」ご感想へのお返事

        • Kコ「大切にするから」 6/30ジュンブラ無配小冊子の本編に、 少しだけ加筆しております。 是非、お読みいただけますと嬉しいです。 イベントで小冊子をお手に取ってくださった皆様、 ありがとうございました💍 #pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22507182

        • 【6/30】ジュンブラ新刊サンプルを投稿しました! [R18]「月下美人」|https://pixiv.net/artworks/119905674 「幸せなら手をたたこう」|https://pixiv.net/artworks/119905636 2冊ともKコです。 どうぞよろしくお願いいたしますー! #好敵手の恋愛ケイコウ

        • 「面影のゆりかご」 新作投稿しました! 函館後のお話です。 二人の仲睦まじさあり、平次くんも登場します。お読みいただけると嬉しいです❀·̩͙ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22108305

          カラー

          昔から気に入った映画は 何度も何度も観返すから 台詞もある程度 話の流れも結末も憶えているのに それでも観てしまう 何度観ても感覚と色が違う 上手く言葉にできないけれど その時 その瞬間に見える 色のある世界が好きなんだと思う 一人ひとりが思う世界 誰かと関わりながら作り出す世界 非日常な 日常的な世界 演じるという本当の嘘は魅力的だ 重みのある嘘のない言葉が好きだ

          「あなたがここにいて欲しい」 新作投稿しました! ほんの少し成長した二人のお話、短編です。 邂逅記念日おめでとう...!https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21889840

          「あなたがここにいて欲しい」 新作投稿しました! ほんの少し成長した二人のお話、短編です。 邂逅記念日おめでとう...!https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21889840

          「月のベンチに座ろうよ」 新作投稿いたしました! 風の女神様も登場します。 ご覧いただけますと嬉しいです。 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21767798

          「月のベンチに座ろうよ」 新作投稿いたしました! 風の女神様も登場します。 ご覧いただけますと嬉しいです。 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21767798

          言葉は死なない

          今でも君を思い出すのは 僕が恋をしていないからだ 君にとってその言葉は 故意に発したのかもしれない 早く別れたくて 僕を傷つけるために 何故、楽しかった思い出よりも 嫌な思い出の方が心に住みつくのだろう 次の恋愛をしようとすると 君の声や顔を思い出して 放たれた言葉が脳裏を過ぎる もう会えないのに、会わないのに 忘れたいのかさえ分からないんだ ただ一つ言えるのは 君の幸せは一生願えないということ 僕からの祝福の言葉なんて 望んでいないと思うけど それでも僕は言わ

          言葉は死なない

          手を伸ばしたくなる青だ

          ふと見上げると 涙が出るくらい澄んだ空の青が広がっている 頬を掠めるひんやりとした風が 清らかな気持ちを運んできてくれた 週末に十年来の友人の舞台を観劇した 創り上げられた演出と脚本 他のどこをとっても 君らしい舞台でとても素晴らしかった 溢れんばかりの拍手喝采を浴びる作品も そして何より君が誇らしかった 久々に再会した君は歳を重ねて 若々しかったあの頃よりもぐんと大人びて 立ち居振る舞いも表情も凛々しくなっていた 僕より少し高い身長は変わらずに あの頃と同じように名

          手を伸ばしたくなる青だ

          凡庸な愛の言葉で 君を縛りつけようとする僕は罪人なのか 届くわけがないと諦める僕 届いて欲しいと強く願う僕 両極端な想いを天秤にかけて 下される筈のない誰かの審判を待ちながら 自分の心に嘘をつき 足跡のない時間をやり過ごしているんだ 光のような君を思い出し胸を焦がす 今日も明日も明後日も 花のような君を思い出し快楽を求める 一分一秒繰り返し 海のような君を思い出し深淵に嵌る 寝ても覚めても碧碧と 君と出逢ったあの瞬間が 僕の最後の恋になり 永遠の始まりになったん

          春を砕く

          肌を刺すような寒さから 少し和らいだ冷たさの残る曇り空の朝 好きな音楽に愛おしい人を想い 拙い言葉を精一杯綴っている 何も出来ない無力さと 近くないのに離れていくと錯覚している 独りよがりな想いで苦しいんだ 浸ってるんじゃない 抜け出せない 誰のせいでもない きみを愛した僕の汚点だ

          春を砕く

          34℃

          待ち合わせは決まっていつも 最上階に併設するブックカフェ内の雑誌棚の前 二人で初めてお茶をしたのがこのカフェで いつの間にか毎回の待ち合わせ場所になったんだ 雑誌を立ち読みしているのに 写真も内容も全然頭に入ってこなくて つい雑誌から視線を上げて チラチラと周囲を見渡して 何度も時計を気にする自分がいる 誰かを待つ時間がこんなにくすぐったくて 音が聞こえてきそうなほど胸が高鳴るんだって 教えてくれたのは君だった エレベーターの中、他の人にバレないように 背中越しに隠し

          紫陽花が咲く頃も、また然り。

          決まった時間、大通りの横断歩道の前には 今日も変わらず人が連なり、信号が青になるのを待っている 一つ隣の横断歩道に目をやると 渡る人の隙間から橙色の光がこちらに長く伸びてきて 自然の眩しさに目を細めた 夜明けが早くなったな ——心が軽い 昨日まで、あんなに自分に嫌気が差して気鬱だったのに 君の存在と、君の声 君が僕の名前を呼んでくれたこと たったそれだけ、それだけなのに また僕は救われたんだ そう、唯一無二の君に

          紫陽花が咲く頃も、また然り。

          桜が満開だ 大きな橋の川沿いには、桜が満開に咲いている 暖かな日差しがとても眩しくて心地いい 今朝磨いた黒い革靴とお気に入りのベージュのトレンチコート 春風に翻るコートの裾に、何だか春を感じた 真っ青な青空の下に広がる薄桃色の桜に 君のあの人懐こい笑顔を思い出す 「大好きだ」と呟いた 愛してるとはまだ言えていない 胸が苦しくなるほど好きだから きっと愛してると言ってしまったら 君は苦笑いをして誤魔化すんだろう 君と一緒に見たい桜 君は今、誰と見ているのかな 来年の

          それはまるで涙のようで。

          連日の晴天を上書きする雨の日 雨の音、コンクリートのあの独特の匂い 傘の先から滴る雨粒と足元を濡らす雨粒たち 湿気で曇る窓ガラス越しに眺める雨も好きだけど 傘を広げて歩くのもまた、いい そういえば ビニール傘じゃなく、黒い折りたたみ傘を差す君は少し猫背だったね お互いに傘を持ちあった相合傘は僕を庇う分 決まって君は肩を濡らしていて、それすらとても愛おしかった 雨の日はセンチメンタルになりがちだから、困る

          それはまるで涙のようで。