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紫陽花が咲く頃も、また然り。

決まった時間、大通りの横断歩道の前には
今日も変わらず人が連なり、信号が青になるのを待っている

一つ隣の横断歩道に目をやると
渡る人の隙間から橙色の光がこちらに長く伸びてきて
自然の眩しさに目を細めた
夜明けが早くなったな

——心が軽い
昨日まで、あんなに自分に嫌気が差して気鬱だったのに

君の存在と、君の声
君が僕の名前を呼んでくれたこと
たったそれだけ、それだけなのに
また僕は救われたんだ

そう、唯一無二の君に

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