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【名大ニュース】起業を目指す学生が集結!ビジネスプランコンテスト開催

名古屋大学が参画する東海発アントレプレナーシップ教育プログラム「Tongali」主催のビジネスプランコンテスト決勝戦が6月15日(土)、名古屋市の千種文化小劇場にて開催されました。
 
本大会は学生発ベンチャーの創出や起業家育成を目的に開催され、大学生や中高生が代表を務めるチームが参加可能。8回目を迎える今年は65チームがエントリーし、書類審査と準決勝を経て16チームが決勝戦に出場しました。関東や関西から参加する学生や中学生チームもあり、起業を目指す学生たちの注目度が高いコンテストとして知られています。
 
コンテストの開会式であいさつした名大の河野廉教授は「2017年に開いた初回は名大の小さな教室で開催しましたが、今回はこのような大きな会場で開くことができました」と、イベントの成長と学生の起業意欲の高まりを強調しました。

名大の河野廉教授(スタートアップ推進室 室長)

会場内に緊張感が漂う中、プレゼンテーションがスタート。決勝では各チームが7分間でプレゼンし、審査員からの質疑に応答。熱意や独自性、ビジネスとしての将来性、収益性などが審査されました。
“受験うつ”を解消するための運動サポートアプリや、落とし物と落とし主をつなぐマッチングサービス、光触媒を使用した夏を快適に過ごせる帽子など、学生自身の経験から生まれたアイデアが発表されました。

今年のグランプリ(最優秀Tongali賞)は、名大の大前緩奈さんたちのチーム「IZANA」に決定。会話が困難な終末期の方とのコミュニケーションを可能にする、磁気信号を使ったデバイスを開発しました。

「IZANA」代表の大前緩奈さん(名大大学院工学研究科 博士後期課程1年)

大前さんは「病気で話せなくなった祖父と“話したい”という想いから始まりました」と、デバイス開発のきっかけを話します。気持ちのこもったプレゼンは観客にも届き、観客投票によって決まるオーディエンス賞やサポーター賞など、グランプリを含めて5つの賞を獲得しました。
「IZANA」には活動支援金として100万円が進呈され、ほかにもTongaliメンターによるメンタリング、事業化への助言など、起業に向けた準備を全面サポートするとのこと。過去の入賞チームには実際に起業している方も多く、今後の展開にも注目です。

Tongali賞を受賞した5チーム

Tongali ビジネスプランコンテスト2024決勝戦 「Tongali賞」
・最優秀賞…IZANA(代表者/名古屋大学 大前 緩奈)
テーマ:自分らしく生き続けるための終末期ケアデバイス「誰もが使える脳磁計」
・優秀賞…GenomicGarden(代表者/岐阜大学 斉藤 海星)
テーマ:ミニブタを用いたPharm Technology
・3位…センサ研究者あさだ(代表者/豊橋技術科学大学 浅田 吉博)
テーマ:センサ研究者が作る東川町のお米をもっと美味しく食べる醤油・味噌
・4位…ChillCap(代表者/名古屋工業大学 澤田 空)
テーマ:光触媒帽子による夏の快適性向上
・5位…乳牛を救いたい(代表者/岐阜大学 山本 真菜)
テーマ:いちごで飛騨牛!?

Tongali ホームページ
https://tongali.net/

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