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空を見上げていると落ち込めなくなるという話

本日も作業中に「子ども科学電話相談」を聴いていた。

いつものように子どもたちの素朴でするどい疑問質問に、先生方が丁寧に答えていて、聴いていて楽しかったのだけど、
4月11日(日)の11時台 最後の子供の質問「空は真っ青だけど、宇宙は何色なんですか?」が特におもしろかった。

私が「へ〜〜」と思ったのは宇宙は何色かという答えではなくて、
「空を見上げていると落ち込めなくなる」という話。


探したらこの質問が文字起こしされていたのでペタリしておく。

司会者に「空を眺めているとどんな気持ちになるの?」と聞かれた質問者が、
「嫌なこととか考えてたことを全部忘れちゃうところが好き。」と答えたことで、回答する先生がコスモプラネタリウム渋谷 解説員 永田美絵先生から 
公立諏訪東京理科大学 教授 篠原菊紀先生にバトンタッチされた。

――かほさんは、空を眺めることが多いんですか?

かほさん:
はい。

――空を眺めているとどんな気持ちになるのかしら。

かほさん:
嫌なこととか考えてたことを全部忘れちゃうところが好き。

永田先生:
分かります。私、篠原先生から聞いたんだけれども、空を見上げていると落ち込めなくなるんですって。
なんかちょっと気持ちが前向きになるって。

――篠原先生がいらっしゃいますので、空を眺める効果について、聞いてみましょうか。
先生お願いします。

篠原先生:
たぶんそれはドイツの実験かなんかを紹介したときの話だと思いますけれども、視線を上のほうにしてものを考えているときと目線を下げて考えているときとでは、脳の中のどんなところが活動するかがちょっと違うんです。
見上げていると未来のことや将来を考えやすい。
下を見ていると、過去のことや自分自身を振り返ったり反省したり。
そういう意味でいうと、上を見ると明るい気分になりやすくなるということが起きる。
だからときどき空を眺めるのは、すごくいいことだなあと思います。
(NHKラジオ 読むらじる。「空は真っ青だけど、宇宙は何色なんですか?」より引用)

今でもよく口ずさむ 坂本九の「上を向いて歩こう」は、歌詞だけでなく本当に元気が出る行為なのだそうな。

そっか、そう言われてみれば新しいアイデアを創造するときにはよく上を向いている。
逆に落ち込んでいる時は下を向いていることが多い気がする。

なんだ、そんな簡単なことで気持ちは変わるのか。
もっと早く教えてよ〜〜〜!!!

永田先生:
プラネタリウムにいらっしゃるお客さまを見ていると、入ったときと出て行かれるときの表情が違うんです。
出て行かれるときって、ずっと上を向いて星を見ていたせいか穏やかな笑顔になっていらっしゃる。
今、こんなときだからこそ、多くの方に星を見上げていただきたい、空を見上げていただきたいなと思います。
(NHKラジオ 読むらじる。「空は真っ青だけど、宇宙は何色なんですか?」より引用)

この回の締めくくりに、コスモプラネタリウム渋谷 解説員 永田美絵先生がそうおっしゃった。

そうだな、プラネタリウムってもうずいぶん行ってない。
ぼんやり空を見て、キラキラした星を眺めるなんてこともずいぶんしていないかも。

仕事に集中してるのもあっていつも下を向きがちだから、意識して上を向いて明るい気分で未来のことや将来を考えたいわぁ。

今日もためになった。子ども科学電話相談!!

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