シンクロしてる?来年秋の朝ドラが『ばけばけ』に決定!小泉八雲の妻セツがヒロインのモデルに
研究会の初イベント「KWAIDANバイリンガル・ストーリーテリング~小泉八雲の怪談を聴く~」の記事はお読みいただけましたでしょうか?この企画を始めてから少し経った頃に、サブライズなことが起こりました。
NHKの朝ドラ、2025年の後期は「ばけばけ」に決定、というニュースが飛び込んで来たのは、6月半ば。今とってもホットな話題になっています。
ヒロインのモデルとなる人物は「小泉セツ」。
日本のアイルランドファンには言わずとしれた、明治の文豪、ラフカディオ・ハーン。
アイルランド出身で、日本に帰化し日本を愛したこの作家は日愛(愛=アイルランド)交流のシンボル、アイコン的存在であり、日本名を「小泉八雲」(こいずみやくも)、と聞けば誰もが幼い頃に聴いた「耳なし芳一」「雪女」などの身の毛もよだつ、そしてどこか切ない数々の「怪談」を思い浮かべるでしょう。
その妻である、セツが今回のヒロインとなります。
八雲は1890年、アメリカから来日し島根県松江市にて教師として赴任しますが、その際に身の回りの世話をするために雇われたセツ。1896年二人は結婚し、以降もセツは、文筆作業のアシスタントとして、また日本の伝承の語り部として八雲のサポート役となり、数々の作品の力になった、陰の功労者です。
奇しくも時期が重なるようにして、ドラマ決定のニュースは松江の「小泉八雲記念館」においても、6/27より開催されている企画展の準備期間中にもたらされた、タイムリーで驚きのニュースだったようです。
「小泉セツ、ラフカディオ・ハーンの妻として生きて」
2024年6月27日(木)から2025年6月8日(日)まで
島根県松江
小泉八雲記念館
怪談出版120年
小泉八雲没後120年
小泉八雲記念館開館90年
館長であり八雲の子孫、ひ孫でいらっしゃる小泉凡先生(島根県立大学短期大学部名誉教授、民俗学者)のコメントを見ることが出来ます。
そしてはたまた奇遇にも、小泉凡先生は名古屋アイルランド研究会協力の
2024年9月のイベントで、愛知県にお越しになり講演いただくことになっています!
この2024年秋、開催のイベント「IRISH DAYS2024」(場所:長久手市文化の家)では音楽コンサート、ダンスやマーケット、キッチンカー出店など
楽しい内容が盛り沢山です。
その中でも、企画の目玉は美術展示「怪談 ラフカディオ・ハーンとの邂逅」、また文化講演会として、.小泉凡先生を迎えた「小泉八雲講演会、作品朗読会」。ワクワクしますね。
我々にとっても当研究会の八雲イベント開催の準備中で思いもかけない運命的なニュースでありました。(研究会のイベントはこちら↓)
セツ、そして八雲(ヘルンさん:松江での呼び名)のオーディションも、これからだそうで、この話題ますます盛り上がって行くことでしょう。
目が離せませんね。
IRISHDAYSイベントの詳細も追ってお知らせしてまいります。
秋のお出かけ予定に加えておいてくださいね。
(A)
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