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身近にクラシック音楽好きな人を発見して嬉しい反面、冷や汗ものに焦ったお話。チャイコフスキー 「ピアノ協奏曲第3番」

こんばんは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。

今日は箸休め的なお話。

今日、身近な人で普段くだらないことを話している人の口から「私、クラシック音楽聴くの好きなんですよねぇ」と思いもよらない発言が飛び出した。

え?あなたが?というのは失礼だけど、普段クラシック音楽の「ク」の字もおくびに出さない人が次に放ったのは

「一番好きなのは、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第3番なの」

この発言に内心正直焦った。チャイコフスキーにピアノ協奏曲って3番まであったっけ…。

その場は、身近にクラシック音楽好きがいたのが嬉しいとか、他にどんな曲を聴くの?とか、僕はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番か、チャイコフスキーのピアノ協奏曲なら第1番が好きですとか適当な会話をしてたけど、

家に帰って、速攻検索しました。Wikipedia先生とYoutubeを。

この曲は、チャイコフスキーが「人生」という交響曲を構想したけれど、最終的にはピアノ協奏曲に変更し、第1楽章を作曲し終えたところで未完になってしまった作品。

1888年に発表した「交響曲第5番」は大成功し、1893年に初演した「交響曲第6番≪悲愴≫も「この曲は、私の全ての作品の中で最高の出来栄えだ」と初演後に周囲の人間に語ったチャイコフスキー。

当初、交響曲第7番≪人生≫として、チャイコフスキーの創作活動の集大成として生み出されるはずだった曲。

改めて聴いても、作曲された背景に関して調べても、新たな発見ばかりだった。そして自分が知らなかった世界を、一番大好きだというその人をちょっと尊敬した。

またあの人とクラシック音楽話をするのが楽しみだ🎶。

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