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19世紀のパリにショパンやリストに会いに行きませんか?~SF音楽小説『旅するピアニストとフェルマータの大冒険』

こんばんは。名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。毎日暑いですね。

もしタイムトラベルが出来たら、あなたはどんな時代のどこに飛んで行きたいですか?タイムトラベルなんて、非現実的って思うかもしれませんが小説や映画なら好きな時代に飛んでいける。

クラシック音楽好きな僕としては、今は亡き有名な作曲家が実際に生きていた時代・場所に飛んで、例えばベートーヴェンの生演奏を聞いてみたいとか妄想してしまいます。

今日は皆さまを1830年代、ショパンやリストが生きたパリへご招待します🎶小説家ふるたみゆきさん(@furutamiyuki)のSF音楽小説『旅するピアニストとフェルマータの大冒険』が皆さまをご案内します。

SF音楽小説『旅するピアニストとフェルマータの大冒険』とは?

小説家ふるたみゆきさん(@furutamiyuki)がピアノコンクールで有名なPTNA(ピティナ)のウェブサイトで連載中のネット小説です。

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2019年の5月にスタートした連載は現在も続いていて32話まで進んでいます。

ネタバレを避けながら、この小説の面白さを伝えたい!

まずは、簡単なあらすじから

十八才の新星ピアニスト・ 鍵一が師匠から『音楽史の空白地帯』を埋めるためのミッションを受け1830年代のパリへ。。

タイムトラベルして早々、出会ったのはショパンと年上の恋人ジョルジュ・サンド!そしてリストに導かれるまま訪れた「外国人クラブ」から物語は始まる…

鍵一は、はたして師匠から受けたミッションを成し遂げることができるのか?

『旅するピアニストとフェルマータの大冒険』通称”旅ピア”の魅力

この小説には1830年代を生きた、ショパンやリスト、ヒラー、アルカン、ベルリオーズに、ドラクロワが登場します。

そして前半の物語の舞台となる「外国人クラブ」では、シェフが出してくれる当時の料理など200年ほど前のパリの風景や生活が垣間見れます。

現代に生きる私たちからするとクラシック音楽は遠い過去に完成された教科書のような音楽で、それを生み出した作曲家も、まるで音楽室の額縁に入った厳めしい肖像画のようなちょっと近寄りがたい印象をお持ちの方もいるかもしれません。

でも、確かに200年ほど前のパリには、ショパンやリストがいて生身の人間として音楽を作り、酒を飲み、仲間と語り合い。。。

もちろんフィクションだけど、現代に残るクラシック音楽の創造者は、どんなことを想い、悩み、曲を生み出していたのか。鍵一を通して垣間見ることができて、クラシック音楽が生み出されていた時代を身近に感じることができます。

そして毎回描かれる画家でイラストレーターの中山尚子さんが描く挿絵も素敵です。

ぜひお読みください。

SF音楽小説『旅するピアニストとフェルマータの大冒険』

ストーリー・構成:ふるた みゆき Furuta Miyuki(小説家)
画:中山 尚子 Nakayama Hisako(画家・イラストレーター)

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