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選ばれるクラシック音楽家になるためのセルフマーケティング講座 第2回「ブランディングの前にマーケティングをすべき理由」

こんばんは。名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。

一昨日から始めた連載「選ばれるクラシック音楽家になるためのセルフマーケティング講座」第1回の記事がnote公式マガジン「#マーケティング記事まとめ」に取り上げていただけました! 感謝!多謝!

さて。本日はこの連載シリーズの第2回目。「ブランディングの前にマーケティングをすべき理由」をテーマに書きたいと思います。

ブランディングとマーケティングの違いとは?

広告界隈やマーケッター以外の方には、いまいちピンと来ないかもしれませんね。この二つの言葉は、よく混同されるんです。

一昨日の記事でも書きましたが、

ブランディングは、自分(自社商品やサービス)に対する信用貯蓄の結果です。よく個人事業主やベンチャー向けのセミナーで「セルフブランディングをしましょう!」と言われます。クラシック音楽業界でもよく聞くのではないでしょうか?

セルフブランディングとは、自分自身の得意分野や、提供できる価値を棚卸して、ビジョン、ミッションとして明文化して世の中に打ち出していきましょう。という「自己確立&発信」的な行為です。

つまり「僕 or 私は、こんな価値やビジョンを持った人間だよ!」という自己認識と世の中への発信を行うことです。

そこに価値を感じる人がいれば、ファンとなり、あなたのブランドは構築されていくでしょう。

一方、マーケティングとは、自分がどんな価値を提供できるかを棚卸したうえで、

①自分は世の中にどんな価値を届けたいのか。
②自分が届けたいお客様は誰なのか。
③お客様が実際価値を受け取った時、何が得られるか。

を、継続的に発信していく行為です。

ここまで読まれた方は、この2つの行為にどんな違いがあるかお気づきかもしれませんね。

キーポイントは「お客様が誰なのか、あなたは知っていますか?」ということです。いや、そもそもあなたにとってお客様とはどんな存在なのか?というお話です。

クラシック音楽演奏家が、セルフブランディングとセルフマーケティングという言葉に迷った時に、一度立ち止まって考えたいこと

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さて、今日の本題に入ります。

ここまで読まれた方は、「セルフマーケティングは、セルフブランディングより大切なのね」と感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。

セルフブランディングはとても大切なんですが、その前にちゃんと考えないといけないことがあります。ということです。

①あなたは演奏を通じて何をしたいのか?
②あなたの演奏が、誰にどんな価値を与えるのか?
③あなたが想定した「誰」にどうやって届けるか?

というプロセスが続くわけですが、今回の記事では、まず①と②を時間をとってじっくり考えていただきたいと思います。

幼い頃からクラシック音楽やご自分の演奏される楽器について、当たり前のように身近にあった皆さんには、

音大や留学などで自分の演奏技術を極めることが、ご自分の演奏家としてのキャリアが「稼ぐ」ことと直結すると思われるかもしれません。

でも、残念ながらそれは違うようです。

もちろん、著名な国際音楽コンクールで上位入賞するような方は、自然と大手音楽事務所からオファーもあるでしょうから、演奏技術を究極的に極めるのが間違いとは言いませんが…。

上記の①と②を時間をとって考えてみませんか?きっと、その考えた時間と、中身が今後のあなたの演奏活動に大きな気付きと、収穫をもたらすでしょう。

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