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【湿気、猛烈な息苦しさ】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

博心堂鍼灸院は、毎週火曜日と日曜日、そして祝日はお休みしています。
でも、そんなこちらの都合に関係なく、体調不良というやつはどなたにでも起こる。

そんなとき、僕はお休みの日でも、体調不良を訴える方のおカラダを拝見することがあります。

もちろん、休みには休みの理由があるので、僕の都合でご予約がかなわないこともありますが、そこは馴染みの患者さんたちは、すでにお察しいただいているところ。
そのうえで、体調が悪いといってご予約くださるのは、よっぽどのこと。

そんなよっぽど具合が悪いという患者さん。
この4連休の何となくの悪天候あたりから、多かったですね。

とにかく湿度が高い。
加えてエアコンが効いていたり、蒸し暑い中マスクをしての外出があったりと、体調が整う要素がないですね。


こうした湿気に充てられてしまった患者さんたちのおカラダを拝見してみると、意外と消耗されていることがない。

もちろん、日頃からケアさせていただいているから、カラダのバランスは大きく崩されているわけではないのは、よくわかります。
そんな適度なグッドコンディションであるにもかかわらず、猛烈な湿度の高さの中では、ベースにある体力や適応力では対処できないほどの悪天候の影響にぶち当たっているというところでしょう。


高い湿度の中でいつもと同じように行動活動しようとしても、吸い込む息の効率はとても悪くなっています。

患者さんにたとえ話をするとき、陸でおぼれながら過ごしている、なんてことをお話します。

大気中に満ちる高濃度の湿度の影響で、吸い込む息から体や頭を働かせる活力を、効率よく吸い込むことができない。

吸い込む息に湿度がたくさん含まれている分、鼻やのどの呼吸器は冷やされて血行不良が起き、結果のどが乾燥したり、粘液の分泌が悪くなるので、鼻詰まりやのど傷み、湿った咳症状が出やすくなっています。


同時に頭への血流が不十分なので、フラフラしたり、頭がぼーっとして体を起こせないなんて言う訴えもあったり。

吸い込む息が不十分だから、動くとすぐに疲れてしまうことも、訴えの中では多いですね。

低酸素で過ごしているようなものですから、いつもと同じような過ごし方をしていては、すぐに息切れしてしまいます。

こんなコンディションで、自らの体のことを疑って、患者さんたちは鍼施術を求めに来るのですが、原因は身の周りのアンチコントロールなお天気。


鍼施術が終わって体が楽になると、そんなお天気のせいだよねぇと笑って話せるようになります。

また、カラダにゆとりを取り戻される患者さんたちは、施術後になって初めて僕の体調のことも気遣ってくださいます。

もともとそれほど元気ではない僕ですが、おかげさまで呑気に仕事をしている分だけ、体調が崩れることはないんじゃないかな。
それでも悪天候の影響は、ほかの人と同じように受けているはずだから、自分でできる範囲の自衛策はとるようにしています。
そんな対策を毎週金曜日配信中のメルマガ記事でもご紹介中。

極端な陽気が続きます。
四季の移ろいも、極端な夏冬の二季になって久しい。
そんな極端な二季の移ろう本来の春や秋が嵐のように目まぐるしく変化したり、猛烈な湿気を伴う梅雨や台風シーズン、突然の悪天候(ゲリラ豪雨など)に見舞われるようになっています。

そんな毎日の異常気象に、上手に付き合っていくにはやはり知恵が必要だ。

そんな東洋医学の知恵を、博心堂鍼灸院から発信していけたらいいなぁと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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