【しっかり歩くを大事にしてみる】
博心堂鍼灸院の、いんちょです。
僕は数年前から自転車に乗らなくなりました。
元々歩くのが好きだったのですが、子供が生まれて保育園への送迎する機会があったり、自転車に乗って鍼施術の出張に出かけたりすることがあったので、一時期、自転車に乗って過ごすことが多かった時期があります。
近年、自転車事故が増えています。
僕もそんな事故に巻き込まれそうな経験を何度かしています。
幸い多ごとにはならなかったけど、いつ被害者や加害者になるかわからない。
もちろん、自転車の保険に入っているのですが、不要だったら乗らなくてもいいや、と思い切り、今ではすっかり歩くこと専門になっています。
靴を選べば都内は歩く方が何かと便利。
僕の住む地域は道がごちゃごちゃしているので、車だと一方通行に引っかかったりして、思うように進めなかったり、駐車場の確保が難しかったりします。
自転車のほうが幾分いいのですが、駐輪禁止の場所がたくさんあり、自転車マナーにも厳しい土地柄なので、おいそれとその辺に駐輪して用事を済ませることも、なんとなく躊躇します。
いっそ身軽に歩いてしまった方が、気楽に用事も済ませることができる。
元々インドア派なのですが、歩くとなると1時間程度だったら躊躇することなく歩くようにしていますし、歩くのが好きです。
雨の日でもあまり気にせず、用事があれば歩いて出かけてしまいますね。
そんな歩くことを心がけていると、カラダを支える力は自然と丈夫になります。
「支える」という働きは、「骨」で行うと東洋医学では考えます。
・生活動作を支える
・免疫を支える
・内臓を支える
・思考や記憶を支える
生活動作を支えるのは、「骨」ではなく「髄」という働きが担っています。
思考や記憶を支えるのは、「骨」ではなく「脳」という働きが担っています。
この「骨」「髄」「脳」の三つは、すべて東洋医学用語で、「精」という体内に備えられている生きることを支えるための力の根源が、役割を持ったものと考えます。
「精=命を支える」役割。
「骨」「髄」「脳」は、「精」がそれぞれ具体的に役割を担った身体作用ということですね。
いつもしなやかにダイナミックに体を動かす習慣のある人は、「髄」を刺激し続けているので、内臓機能や思考も柔軟性を備えることがかないます。
いつもユニークな発想やイライラすることなく明るく朗らかに人と接する習慣を持つ人は、「脳」に疲れがたまることがありません。
見ることや効くことを支える力が消耗することがないので、若々しさを保つことができるというわけですね。
そして、ただしっかり踵をついて歩く習慣を持つだけで、良い姿勢を保ってカラダの芯を丈夫にすることがかなうわけですから、しっかり歩くということを大事に過ごして、自分の健康生活寿命をできる限り伸ばしていきたいですね。
そんなわけで、僕はできるだけ歩くようにしています。
元々好きだしね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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