【残暑は疲れない】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

・残暑は疲れない。
・疲れるようなことはしない。
・疲れを残さない。

こんなことを、博心堂鍼灸院へお越しになられる患者さんたちとシェアしています。

これ、意外と難しい。


やっぱり、ただ暑いというだけでも疲れます。

そして、むやみやたらと汗をかけば、それは出血しているのと一緒ですから、やっぱり体力を消耗します。

加えて、暑ければ暑いだけエアコンが強く効きますから、冷えすぎたり、体温調整が効かなくて自律神経失調症っぽくなったりもするわけです。


そんなとってもとっても疲れやすい残暑。

情報ではこの厳しくて暑すぎる残暑はとっても長引くみたい。

お彼岸過ぎて10月くらいまで暑いようなら、まだまだ暑さしのぎとエアコン対策は続けないといけないですね。


とにかく日本の梅雨はとっても厳しい。

湿度と暑さで異常な蒸し暑さ。

この蒸し暑いというやつは、心臓や肺などの循環器系や呼吸器系にとっても負担を与えます。

また、エアコンの冷えは関節や筋肉、消化器にストレスを与えます。

特に毛穴の微細な筋肉にエアコンの冷気がストレスを与えると、汗のかき方がフツーに保てなくなるため、体温調整が効きづらくなり、とっても疲れやすくなります。


また、暑いのが当たり前とばかりに、汗をダラダラかいている人がいますが、これ、体力をとても消耗します。

もちろん運動選手やハードな運動習慣のある人は良いのかもしれません。
※東洋医学的養生では、ほんとは良くはないのですが。

でも、フツーにオフィスで仕事している人が、たまにこんなハードなトレーニングをすると、脱水症状を起こすこともありますし、体内に熱をこもらせて熱中症になりやすくもなります。


体内に蓄えた熱を発散するのは、意外と手間がかかるし難しい。

よく患者さんから鍼施術中に、体内にこもる汗対策のセルフケアのコツを尋ねられるのですが、やっぱり難しいみたい。

というのも、微細な感覚を用いながらの調整なので、慣れてしまえば簡単なのですが、そこに行きつくまでには、感覚を見つけるのに手間と暇がかかります。

僕などは普段から気にして過ごしているので、そんな感覚を自覚することは当たり前なのですが、不慣れな人が急にやり始めても、思い込みで失敗するか、やっぱり難しいといって途中で投げ出しちゃうのが、常なんじゃないかな。


厳しい残暑に負けて、体調を崩したり、体力を消耗しつくして季節をまたぐと、呼吸器系の長引く風邪症状にかかりやすいです。

秋に呼吸器系等を消耗すると、冬のインフルエンザにかかりやすくもなり、抵抗力が落ちていれば2度3度と発症することも。

加えて今年は新型コロナウィルス感染症もにぎやかなところ。


いかにこの残暑に疲れないで過ごすかということが大事か。

毎日そんな話で患者さんと盛り上がりながら、僕は残暑の疲労回復と抵抗力アップの鍼施術の日々にいそしみます。

もちろん、僕は僕で勝手にセルフケア。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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