【ねじってシェイプ】
博心堂鍼灸院の、いんちょです。
太ってきたから食べる量を減らして、痩せようと思う。
そんな決意を、若い方から聞かされました。
ぼくに言ってもらったのも、きっと何かのご縁。
ちょびっと東洋医学の知識で、そんなダイエットのお手伝い。
梅雨時、食べることをやめたり、食べる量を減らしても、カラダのサイズは大して変わらない。
それよりも、食べないことで、おなかの働きが落ちて体力を消耗したり、カラダがやつれてしまうことの方が問題。
食べないでやせようと思えば、それは秋のほうがかなっている。
秋は寒い冬に向けて体が引き締まり始めます。
そんな時期に太っていってしまうのは、やはり毎日の食事量が多いからかも。
そんな時期は、食事量を軽くするのもよいアイディア。
でも、今は梅雨。
これから暑い夏を迎えるため、カラダはそもそも気だるく緩みがち。
暑い夏に夏バテしないようにするためにも、一度ゆるみ切った体を引き締めることは、今時期行うのが一番効果的。
決意表明してくれた若者は、最近、独自で筋トレを始めているのだとか。
2週間たっても、あまり体重が変わらないだとか、サイズダウンが思い通りにいかないだとか言っています。
なるほど、重りを使った筋肉の屈伸運動は、筋肉量はつくかもしれないけど、思ったほどカラダの引き締め効果はのぞめない。
カラダを引き締めるなら、重りや負荷をそれほどかけなくてもよいから、体をねじるような運動を取り入れることをおすすめします。
カラダをねじる、ひねる運動をすることで、血流がよくなり、程よく関節に刺激が加わります。
ねじる運動は、実はカラダにとってはストレスになります。
でも、程よいストレスをかけることで、カラダの活気が強くなり「臨戦態勢」さながらの緊張感をまとって過ごせるようになります。
今まで、平和で呑気でだらけて過ごしてたゆるみ切った体には、多少のストレスをかけて、少し「臨戦態勢」を感じさせるような緊張感=引き締め感を持たせたらよいです。
注意点は、関節には負荷がかかるので、くれぐれも強いストレスをかけないようにだけ留意しましょう。
腕を引き締めたければ腕を、足を引き締めたければ足をねじるように運動させればいいわけです。
ポイントは局部での運動にしないこと。
腕だけねじれば腕が引き締まるわけではありません。
脚だけねじれば足が引き締まるわけでもない。
カラダを引き締めるのに大事なのは、全身で引き締めていくこと。
まずは体幹部をしっかりねじるようにひねってみる。
じつはこれだけで、腹腔内の腸の運動が高まり、便秘や胃もたれ、過食や腸内にたまるガスを改善する効果があります。
両腕を振るように体幹部をねじる。
このとき、重心が定まらなくてフラフラするようだったり、足を踏ん張らないと運動を支えられないようだと、梅雨時の隠れ肥満=運動不足かもしれません。
体幹部をブンブンねじりながら、両腕を振って歩くようにするだけでも、カラダの内側から引き締まる力が高まります。
カラダをねじる運動を心がけていると、意外と食事量も自然と押さえられるのもよいですね。
体幹部をねじることで、たくさん食べられなくなるし、無理に食べるとすぐに気持ち悪くなるので、過食予防や梅雨時の食あたり対策にも効果的。
決意表明してくれた若者にも、そんなねじってシェイプする季節にかなったダイエットを、お伝えしてみましたとさ。
次に会うときが楽しみだ。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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