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【放置しがちな体調不良】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

長引く梅雨と悪天候で体が重たい。

でも、そんななんとなくの体調不良は、ついつい放置しがち。

そのうち、そんなカラダの不都合にも慣れてしまって、具合が悪いのがフツーと感じるようになってしまうようです。


でも、この不都合に慣れているというのは、ただ鈍くなっているということでしかありません。

ほおっておいて良くなるのなら、時間の経過を待ったらよいでしょう。

でも、日にちが経過しても症状や体調不良の改善が見られないなら、積極的に対策をとるのがよいのだろうなぁと思います。


近年、日本の気象状況は異常です。

悪天候も極端です。
自然災害の頻発や人の体でも気象病と呼ばれるお天気が影響する自律神経失調症状や、熱中症や気圧の変化による関節痛なども目立つようになってきています。


毎日、激変するお天気にカラダをさらしながら過ごしているわけですから、一日暮らしているだけでも、カラダはストレスフルなはず。

そんな負担に気が付くこともなく、体調不良に妥協しながら過ごしていると、たまりにたまった蓄積疲労で、ある日突然、動けなくなるくらいの不調となってしまうことがあるかもしれません。


脅すような、驚かせるような話から、今回の記事が始まりましたが、特に先週は、そんな蓄積疲労とこじれた体でお越しになる患者さんたちが多かった。


症状一つ一つが大したことのないものでも、そもそもの元気を蓄積疲労で消耗しつくしてしまっては、回復力を引き出すことができません。

若さ、というやつがある成長期であれば、毎日発育するために必要な体力を回復力として前借することも可能です。

実際、そんなお若い方の施術の折には、意図せずともカラダは不調を取り除くための火急な回復に専念するように、仕組みができています。
お若い方への鍼施術をするときには、かならず「前借した体力」をちゃんと補うように、十分な休養を取る必要があることをお話しています。


思春期を過ぎると、こうした「体力の前借」ができなくなります。

そうなると、一度の施術効果がとても低い。

それでも、鍼施術をすれば楽になるということで、たびたび足を運ばれる方々がいてくださいます。

でも、できればちゃんと腰を据えてコンディションを整えて、季節にも負けない体づくりまですすめられたらいいのだろうなぁと思います。


遅めで長い梅雨明けの後、猛暑酷暑が待っています。

例年通りであれば、10月を迎えるまでの長期間、厳しい残暑までのことを考えると、今の内からできるだけ効果的に体力の温存が必要になるのだろうなぁと思います。

ちゃんと寝れて、ちゃんと食べられる体づくりは習慣です。

習慣を身につけるためにも、まずは今現在の陽気の中でも、居心地よく気分良く毎日過ごせる実感を持つことが大切。


極端な天気ですから、生活も既存の常識にとらわれることのない、「オレ流」をみつけることが、養生していくうえでの賢さなんじゃないですかね。

基準は居心地と気分の良さ。

おいしく食べれてぐっすり眠れる毎日を、獲得し続けていきたいですねぇ。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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