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【すでに夏バテ】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

全国的に強烈に不順な天候が続きます。
暴風雨や雷雨、高温多湿で突然のスコールのようなゲリラ豪雨。

各地の自然災害もさることながら、人の体の負担もひとしお。

東京は今年5月からジメジメ湿気に覆われて、慣れない生活に加えて、普段以上に悪条件で過ごす毎日。

6月くらいから徐々に日常に戻そうと、社会人から学生さんまで生活リズムを整え始めますが、カラダが変化に追いつかない。


こんな生活リズムから気象状況から、社会の情勢まで不安定な中だから、ココロもカラダも緊張を抜くいとまがない。

そんなわけで、すでに気力を消耗して、暑さや湿度にカラダは疲れ切り、強烈に聞き始めるエアコンで、たいていの方はほぼほぼ夏バテ状態なんじゃないかなぁって思います。


消耗した体では、蒸し暑さへの対処がかないません。

というのも、暑さに対処するには体にこもる熱の発散をしなければいけないのですが、これ、意外と疲れます。

体内の熱の換気を深い呼吸でするわけですが、運動する元気がないと呼吸は深くならない。
ただ黙って座って深呼吸すればいいわけでなく、深い呼吸が必然的に行われるように、程よい運動が伴うことを必要とします。


血流よく委縮しない体は、発汗による体温調整もスムーズです。
ダラダラ汗をかかなくても、不感蒸泄といって、見えない汗で自然と体温調整をしているわけです。

でもこれも、程よい運動が伴わないと、血流が高まらないので全身の体温調整の汗がかないません。


日中は深い呼吸とくまなくいきわたる血流で体温調整をして、内臓への負担を減らし続けます。
そんな日中くたびれない内臓だからこそ、一日の疲れを一晩でクリーンナップしてくれるわけです。

もし、翌朝の排尿量が少ない時は、そんな一晩かけての回復力が下がっているサインです。
排尿量が少ないと、朝から顔や足首がむくみがちだったり、停滞したむくんだ水分で体が冷えると、だるさや節々の痛みを感じることもしばしばです。

こんなことが連日続くと、蓄積疲労で夏バテボディへと直行です。

そして、7月に入ったころから、そんな患者さんが増えているなぁと、僕は感じているのですが、意外とご自覚ない人が多いのかなぁとも思っています。


気が付かない夏バテをしている人は、カラダに集中力と元気が備わっていませんから、うっかりミスや物忘れ、思わぬケガや意外な場所での転倒などには要注意。

普段食べ慣れているものでも食あたりしやすいですし、冷房に当たっただけで、咳が止まらなくなったりのどが痛くなることもあるみたい。

抵抗力が落ちていると、口内炎にもなりやすいです。
感染症だけじゃなく、食あたりやアレルギーにも要注意ですね。


元気が備わってこその体です。

今回の記事では、注意や心配事ばかり掲載してしまいましたが、早めに体調管理に取り組んで、余計な不安がないように梅雨明けを迎えたいですね。

いろいろ詳しい対処法は、メルマガでご紹介中です。

今年の夏は暑くて長いらしい。
お大事に。

最後までお読みいただきありがとうございます。




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