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【おうち風水を整える】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

人の体には気血が流れている。
気血というのは、東洋医学用語ですね。
働きと滋養の循環のことです。
僕はそんな風に患者さんに説明するようにしています。

人の体の内側のことだから、気と血。
でも、そんな気血の循環は、じつは人の身の周りのあらゆるところに存在しています。
そんな風に東洋医学や東洋占術では考えるわけです。

人の体の内側のことである気の循環。
これは正常な働きが全身くまなく行き届いていることを示します。
これを身の周りの気の循環を説明するとき、風の循環という風に僕は定義しています。
そして、人の体の内側での滋養滋潤を促す循環を血の循環といいます。
んで、この血の循環を身の周りのこととして説明するときには、水の循環という風に呼び方を変えるようにしています。

要するに、人の体内での正常な循環を気血の循環。
そして、人の身の周りのあらゆるところで起こっている正常な循環を風水の循環、という風に僕は呼んでいるわけです。
※最近は人の体の内側の循環も風水と呼ぶようにしています。


さて、そんな気血の循環は、いつも人の体の内側では正常に保ち続けていけるのが理想的です。
気血の循環が滞ったり弱ったりすると、心身の不調や病気の原因となるわけです。

いつも体調管理に気を付けて、カラダを養い続けることで、こうした気血の正常な循環は保ち続きます。

でも、人の体というのは、年齢や時期、季節や環境の変化によって、常に変化をし続けているという側面もある。

とくに成長期での気血の循環の変化は著しいです。

いつも体内の気血の循環は正常な働きを保ちつつも、ダイナミックに変化し続ける。


そんな気血の循環が目に見えて変わってくると、人の体の過ごし方も変えていく必要がある。

子供のころは単純な味覚のものを、成人するころには味のしっかりしたものを、成熟してからはたんぱくな味覚のものを程よく食べるようにと、食べ方ひとつとっても変えていく必要があります。

年甲斐もなく若者と同じような食事量やハイカロリーなものを、いつまでも自分が若者と思って食べるようなことがあっては、身の内の気血の循環を損なってしまう。

子供と同じような単純な味覚でいつまでも過ごしていると、味覚から得られる多彩な刺激を受けることなく成長すると、精神や感情の豊かさが育まれにくくなる。

つねに自分の変化に気を配りながら、身の内の気血風水の循環が行き届くように過ごしていきたいものです。

そして、人は生きていきながら、様々なライフステージの変化を迎えます。
その都度、自分の生活スタイルや住まい方を変えていけるくらい、ゆとりのある生活をしていきたいですね。

んで、そんなゆとりのある生活をさせていただいている僕がですが、本日、無事3日かけておうちの模様替えを終えることができました。

僕以外の家族の生活ステージがガラッと変わる今年から来年。
そんな新しく迎える生活環境にかなえた模様替えをしつらえて、おうちの風水も新たに整えなおしておこうかと。

おうち全体の模様替えは、結局僕が一人で行いました。
そう、生活にゆとりがないと、こんなにのんびり模様替えなんてできない。
スケジュールをコントロールできる仕事の仕方をしておいて、今回ほんとによかったなぁと実感します。

まだこれから家族みんなで過ごしながら、おうちの風水の滞りなどを取り払うように改善を続けていきますが、ほんとこんなことが、人の身の内の調え方と一緒なのが、とても興味深く感じます。

今日のnote記事の更新に間に合わないかなぁと思いつつ、休日の夕方のひと心地。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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