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食欲の秋、なに食べたい?

秋はいいね。
ベランダでお布団を干すと、夜寝る時にはポカポカして気持ちいい。
シーツなんか大量に洗っちゃってさ、取り込む時には柔軟剤の甘い香りに包まれて幸せだよ。
部屋中の窓を開けて風を入れる。
窓から見上げた空は高くて、どこにお出かけしようかなって楽しくなる。

旬のお野菜とか果物とか、新鮮な物が食べられるのは今だけだよ。
栗おこわが食べたい。
そう、年に一度だけだから毎年「栗の渋皮むきってどうするんだっけ」って悩んじゃう。
栗ってポクポク喉につっかえるから苦手(←好きか嫌いかハッキリせい)。
栗は丸ごとではなくて小さく切って、他の具材も入れて具だくさんおこわを作りました。
Simple is best のはずが、栗でも何でもない五目おこわという……

栗/鶏もも肉/油揚げ/こんにゃく/舞茸
にんじん/さつまいも/ごぼう/水煮たけのこ

とりあえず思いつくのはこんなところでしょうか。
お好みの具材を合わせてみてくださいね。

栗の鬼皮を力任せにむいたら爪がイタタですよ。
苦労しただけ、おこわが炊けるのが待ち遠しかったです。
今日は私の夕食分と実家に持っていく分を炊きました。
いっっっつもなんですが、実家におすそ分けを持っていくと兄と甥っ子二人がほぼ食っちまうんです。
父と母は、息子と孫の為なら一口で充分なんですって。
今回のおこわ、ちと水加減が多かったかなとか、薄味だったかなとか、反省点も多いのです。
実家に持っていったらまず「一口食べたい」と言って父も母も味見しました。
「美味いよ。2回も3回も作るともっと美味しく作れるんじゃねっか?」
はい、明日は夫の為におこわ炊きます。

母が「栗がまるごとじゃない」って、私が「栗とか芋とか喉につっかえる感じがイヤだから小さく切った」と言ったら、母が何かを思い出して笑った。
「なごみは小さい時、ビスケットで死にかけたんだ」と、何度も聞いた話をまた教えてくれました。
「『うっ、うっ』って喉につまらせて、血の気が引いた顔で目をひっくり返して窒息死するところだった」って。
全然覚えとらんがな。
そうか、だから栗もさつまいもも小さいほうがいいんだよ。
私が死にかけた話でみんなで大笑いしました。
なんて親だ。

秋の味覚、今度はきのこ汁を作ろうかな。

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