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『米から日本酒を造りたい』って今どうなってる?(2年目まとめ)

2020年春、「米から日本酒造りプロジェクト」の2年目が始動しました。

シャンプーハットてつじさんが立ち上げているクラウドファンディング「米から日本酒を造りたい」に1年目に引き続き、2年目も一年間参加させていただきました。

クラウドファンディングを通して、田植えから稲刈り、仕込みまで、自分たちの手で日本酒の完成を目指して「過程」を体験することができます。

日本酒の味の決め手は、米でも水でも酵母でもなく、語り尽くせぬ「物語」。

1年目とは違う「物語」が、2年目にしか出せない格別の味を生み出す。

このプロジェクトに携わった人にしか味わえない、特別な日本酒作りについて、まとめています。

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2年目クラウドファンディングのまとめ

①米から日本酒を造りたい2年目  〜田植え編〜

■田植え 2020年6月7日
いよいよ、2年目の日本酒作りがスタート
東大阪の田んぼに集合し、参加者のみなさんと田植え作業
植える苗はもちろん、1年目と同じく酒米の王様と言われる「山田錦」

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■田んぼの様子を見に行く 2020年7月19日
田植えをした田んぼの様子を見学し、農家さんに稲の状態を教えてもらう
その後は、参加者のみなさんとランチ

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②米から日本酒を造りたい2年目 ~稲刈り編~

■田んぼから日の出を見る会 2020年8月23日
朝5時、田植えして稲を育てている田んぼに集合し、参加者のみなさんと一緒に日の出を見る
農家さん曰く、朝の田んぼの香りは特別
この特別な一瞬をみんなで体験

■稲刈り 2020年10月25日
2年目も台風などの大きな被害を受けず、無事に稲刈り実施!
みんなで田植えした稲がたわわに実った
農家さん指導のもと、鎌を持って自分たちで植えた稲を自分たちの手で刈る
自分たちの手でこの稲刈りをするかしないかで、日本酒の味が変わる

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③米から日本酒を造りたい二年目 ~本気の仕込み体験編~

■本気の日本酒造り「仕込み体験」 2021年1月21日
京都・与謝娘酒造にて、本気の蔵人体験
洗米や蒸し作業、そして普段は入れない神聖な麹室で麹をふりかけたり
あらゆる酒造りの作業を朝から夕方まで、本気で酒を仕込む

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■日本酒完成「袋つり体験」 2021年2月11日 
田植えから始まった日本酒作りも、いよいよ最終工程
与謝娘酒造にて袋吊り
ついに、2年目も支援者のみなさんと一緒に育てた米から日本酒が完成

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<サイドストーリー>

■田んぼの土でピカピカの泥だんご作り体験 8月
日本酒作りの山田錦を育てている田んぼの土で、砂場研究家Codamaさんによるピカピカの泥だんご作り

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■田んぼの土で丹波焼陶芸体験 10月
田んぼの土を使って、丹文窯さんにて酒器やお茶碗などを陶芸体験
完成した器で、作った日本酒を飲んだり、育てたお米を食べたり、花を生けたり

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■イナ染体験 12月
育てた山田錦の稲藁で布染め体験。
そして、このイナ染した布の袋を日本酒作りの袋吊りに使い、日本酒業界初!?「イナ染袋つり酒」を生み出す。
イナ染した布の袋に醪(もろみ)入れ、日本酒が一滴一滴垂れてくるのをただ待ち、特別な日本酒を作る。
ここまで山田錦を使いきった日本酒は存在しない。

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■しめ縄作り 12月
育てた山田錦の稲藁を使って、レクチャーを受けながら、しめ縄作り
年神様を迎える正月飾りを揃えて、年越しの準備

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などなど。

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まとめ

2020年6月、1年目の日本酒の完成から程なくして、早くも2年目も東大阪の田んぼから日本酒造りがスタート。
時間帯と人数を分けて万全のコロナ対策の上、参加者のみなさんと田植え作業。
育てるのは1年目同様、酒米の王様「山田錦」。また新たな「物語」の始まり。

7月に支援者のみなさんと田んぼの様子を見学し、農家さんから稲の状態の説明を聞いたり、
8月は、農家さん曰く「朝の田んぼの香りは特別」ということで、日の出前に田んぼに集合して朝日を見たり、
みんなで稲の成長を見守った。

そして10月、台風の影響など大きな被害もなく、2年目も無事にたわわに実った山田錦を支援者のみなさんと稲刈り作業。
農家さん指導のもと、鎌を持って自分たちで植えた稲を自分たちの手で刈る。
自分たちの手で稲刈りをするかしないかで、日本酒の味が変わる。
このプロジェクトにおける大事な工程をまた無事に終えることができて、感謝。

またサイドストーリーとして、この田んぼの土を使って、泥だんごを作ったり、丹波焼に土を混ぜて器も作った。
さらに刈り取った稲藁で、布をイナ染してみたり、正月飾りのしめ縄も作った。

こうして、日本酒造りから生まれた「物語」が今年も自然と繋がっていった。

そして年が明けて2021年1月、京都・与謝娘酒造さんにて参加者のみなさんと本気の日本酒仕込み。
洗米や蒸し作業、そして普段は入ることができない神聖な麹室(こうじむろ)で麹をふりかけたり。
あらゆる酒造りの作業を朝から夕方まで、本気で酒を仕込んだ。

2月、仕込みから約3週間経ち、いよいよ最終工程の袋吊り作業。
布の袋に醪(もろみ)入れ、日本酒が一滴一滴垂れてくるのをただ待つ。
そして、この袋吊りにはイナ染した布の袋も準備し、日本酒業界初!?となる「イナ染袋つり酒」も生み出した。
ここまで山田錦を使いきった日本酒は存在しない。
生まれたばかりの日本酒を瓶詰めし、2年目「てつじの酒」遂に完成。

その後、メンバーの方のお店にて参加者のみなさんと乾杯。感動の味。
1年目より美味いか不味いか、それは愚問。
それぞれに「物語」の味がある。

このクラファンに携わった人しか飲めない酒。
それぞれの「物語」を同じ盃で交わす。

そして3年目もきっと、また格別の「物語」の味になるに違いない。
さて、そう言ってる間に田植えが始まる。

今から楽しみ。

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▼『てつじの空き家再生プロジェクト』まとめはこちら↓

「シャンプーハットてつじ」クラウドファンディング
https://cf.fany.lol/projects/search?keyword=てつじ

YouTube『てつじTV』
https://www.youtube.com/channel/UCgxqUwDlQxO-xl0YjVGyU4Q


<プロジェクト協力>

マイファーム上田
https://www.facebook.com/yuta.ueda.75
https://myfarm.co.jp

酒造元 与謝野酒造
http://yosamusume.com/

デザイン谷口圭
https://toitoigraphics.wixsite.com/toitoi

旅行バス等 ブルーストーク
https://bluestork.jp




筆文字作家として活動しています。一人でも多くの方のご依頼にお応えしたいので、サポートいただけるととっても助かります!