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動く瞑想の極み


瞑想(マインドフルネス)は今ここを味わい本来の自分を取り戻していく知恵ですが、その瞑想を武道の世界で応用している人達が少なくない。
合気道と瞑想、弓道と瞑想、空手と瞑想、剣道と瞑想、武術と瞑想、居合と瞑想、、、
一見結びつくとは考えにくいものが大切に同時に修練されている。

例えば剣道の試合、対峙したままで試合時間が終わってしまう時がある。これはヤラセではなく、対峙した両名は真剣だ。それもかなりの達人。
お互いに瞑想的な境地で対峙しているので、相手が打ち込む瞬間を感知できるのだ。お互いに肉体が動く前に感知している。だから動かない様に見えて時間だけが過ぎていく。
お互いに緊張や、恐れや、怒りや、強がりは無い。あるのは瞑想的な「今ここ」の境地だ。お互いに同じ深みの境地にいることで相手の打ち込もうとする念が感知出来る様になる。だからお互いに負ける事はない。また、勝つこともないのだ。

このように日本にはいわば「動く瞑想の極み」みたいなものが伝承されています。この事は何をしていても瞑想は出来ることを教えてくれています。


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