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本当は難しいスワイショウ(甩手)有料版

すわいしょう(甩手)

見た目も簡単なだけに、正しく行う事が難しい健康法です。

「すわいしょう」を、あちらこちらで「正しく出来ると健康に良いです」と言って歩いています。しかし、スポーツクラブのグループレッスンで5分以上「すわいしょう」を続けるほどの勇気はない。初体験の人がいらしたら尚更出来ない。2度と来てくださらないだろうと思うから。「健康にいいよ」と言って歩いている本人の私も20年ほど前は、ぶらぶら腕を振っているだけで何も考えていませんでしたし、何も感じてもいませんでした。

そして、つまらなかったです。

現代では太極拳や気功の始まりや終わりで準備運動やスローダウンに用いられることが多いですから、ご存知の方も多いと思います。スワイショウからしてみれば、準備運動、スローダウンに格下げされたことに不満が多いでしょうが現実なのです。私もI師に出会えるまでは、若い頃は特に馬鹿にしていて、そこまで奥深いとは気付きませんでした。ましてや、I師に敵わない理由がスワイショウから始まっているなんて思いもしませんでした。

適度な捻じりの刺激(回転系のスワイショウ)を腸など内蔵に繰り返し伝える。肩の周りの力を抜きながら中心を取ることで心身をほぐし、自律神経系、免疫系のリセット、老化スピードを遅くすることを目指します。

指導者も含めて正しく行える人が少ないです。ましてや奥深い健康法と知って実践している人はまれです。知識人や大きな団体の権威者ほど知ったかぶりをしている人が少なくない。昔、ある太極拳団体が中国の老師に指導を受けに行って一週間スワイショウだけだったという話がありました。本場は基礎が出来ていなければ套路は教えてくれません。「基礎」が出来ていないのに家を建てる人はいないのと同じですね。日本は商業主義ですから見た目が華やかな套路の方が一般受けします。

私はたまたま「出来ている」人に出会えたことがとてもラッキーでした。漢字で書くと「甩手」です。これを「腕を振る」と訳されたことから間違いでした。他人から見たら「腕を振っている」ように見えるのですから仕方がありません。

「腕を振っている」と健康法にはなりません。脊柱の可動域がない人が行うと膝が壊れることがあります。「出来ている人」に直接指導を受けられればベストですが、まずは下記の点に気をつけると良いでしょう(動画あり)。

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