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壱岐へ、いきませう 【旅日記】

ご無沙汰しております!
本日は、なぐなぐツーリスト(なぐツー)のツアーに参加いただき、ありがとうございます。 夏本番まえ、『壱岐』への旅、ご案内いたします (^^♪

今回の旅程は、

実は、〇〇だらけの島なのだ
そうそう、〇〇もアチコチにあるよ、ほら!アチラのお宅の庭にも
そして、もちろん、お酒も飲めるよ!


です。 
集合は、博多駅にお昼12時くらいに、お願いします!
持ち物は、ウォーキングシューズ、日よけ帽子、ディバックもあった方がいいかな〜 ♪
あそうそう、レンタサイクルも利用するので、スカートはご遠慮ください。


壱岐へ行きたいか! おー!

その前に、壱岐ってどこ? という方のために、説明しよう!
朝鮮半島と九州との間に、丸っこい島と細長い島がある。その丸っこい方の小さな島、これが壱岐。 おっと!隠岐と間違えないでね!

間違えると言えば、福岡県に福岡駅は無いので、こちらも間違えないでね! ハ・カ・タ だからね。「フクオカエキまで」と、切符を買うと・・・ もれなく富山県に行けます。

あっ、今回は壱岐への旅でしたね。。

ジェットフォイル

博多駅から博多港まで30分。そして、博多港からは、ジェットフォイルと呼ばれる高速船で1時間ちょい。アクセス抜群の島なのだ。

近いのは分かったが、何があるの?
まぁまぁ落ち着いて、

はらほげ

あっという間に着岸、船を降りる、それでは、行くよ!
まずは、「壱岐ちゃり」 レンタサイクルだ。電動アシスト自転車なので、坂が多い道も、ア・ン・シ・ン ♪

初日は、定番の観光地にご案内します!
『はらほげ地蔵』と『小島神社』、電動アシスト自転車なので、快適に風を切って走る事ができる。
今回は、印通寺港近くのお魚の美味しいお宿をご用意、ここから目的地まで島の4分の1程度を移動するが、1時間もあれば、ダイジョーブ。


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ここで、注意!
どちらも干潮時がおススメ、潮が満ちてくるとお地蔵さんも半身浴状態になり近づけない。特に小島神社は、干潮時のみ参道が海中から顔をだし、参拝することができる。
お腹がえぐれた「はらほげ地蔵」は、時間があれば満潮時にもどうぞ!

神社まみれ

はい、ここで一つ目のキーワードが出てきました!
「神社」

そうなんです。ここ壱岐は、古事記(国生み神話)にも出てくる由緒ある島。二神(イザナギとイザナミ)が、5番目に作った島なのだ。

京都にある、「月讀神社」
実は、ここ壱岐にある月讀神社が元宮だ。5世紀後半のこと、時の天皇が、
「えぇやん!」
このツキヨミっちゅう神様を京都にも祀ろう! と、勧請した(パクった)のだ。これが神道の始まりと言われています。壱岐は、大陸文化に敏感な、流行の最先端、イキな場所だったのですね。

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壱岐には、大小150もの神社がある。神社ファン垂涎の場所なのだ。
人気(ひとけ)の無い境内、悠久の時を感じる絵画や建物を間近に見る。境内を取り囲む木々にも神々が宿っているかのようだ。

そして、その後6~7世紀になり、ここ壱岐で流行ったのは・・・

コ・フ・ン


そう、古墳なのだ! コーフンしましたか?

百舌鳥・古市古墳群でも脚光を浴びている古墳。
古墳ブームが来ているのだ。1300年の時を超えて再びブームなのだ。

そして、壱岐には、神社の倍近く、なんと280基もの古墳があるのだ。
神社マニアだけでなく、古墳マニアも大喜びなのだ。


悪の組織と秘密基地

えっとぉ こっちかな?

う~ん・・ ここらに道があるはずだけど・・・

ん? まさか、このミチ?

鬱蒼とした林を取り囲むように、青々とした水をたたえた田んぼ。そして、そのあぜ道が、林の奥へ消えていく。
行こうか、躊躇していると奥から人影が、我々と同じような夫婦連れだ。

「この奥にありましたよ」

同士! いや、同志! 


林の裏側に回ると、踏み跡の残る細々とした獣道を見つけた。
その奥には、秘密基地! ならぬ、古墳、石室へ続く穴が口を開けていた。
中に入ると、すこし湿気を感じるひんやりとした空間。
ワクワクするねぇ。

小学生時代、家の近所にあった公園、その中央の小山に埋められた土管トンネルを思い出す。ここは、悪の組織が「地球制覇」をもくろむ場所だ。

イテ!!

大人の自分には狭い。窮屈な姿勢で、石室上下左右を眺める。
1300年前の祖先に思いをはせる。

お宅はいけーん

次は、えっと、

ガイドブックを広げながら、説明を見ると。

「民家の庭にあるので、見学する際は、一声かけること」

へっ?

民家の庭に「こふん」

こんなシチュエーションあるだろうか?


「すいませ~ん・・」

恐る恐る納屋の横を通って、民家の中庭に出る。

軒先には、洗濯物が干されている。


初見の観光客が、お邪魔して良いんだろうか・・・

あっ、家人発見! !

「こふん、見ていいですか?」

無言でうなずく家人

微妙な緊張感

家屋の先に見える、石でできた古墳の入り口。
さっそく石室に入って見学だ。先ほどの古墳より空間が広い。

自分ちの庭に古墳がある、人生。
面白いじゃないですか。

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◇◇◇

他にもご紹介したい場所、いっぱいあるのですが、本日はココまで、としましょう。是非連泊してディープな壱岐をお楽しみください。

壱岐に、イキたくなったかー?  おー!


◇◇◇

あ!! 大事なお酒を忘れてた!!

壱岐は、麦焼酎発祥の地なのだ。大陸から伝わった技術をいち早く取り入れ、至福を味わっていた人々なのだ。

小さな島に、現在も7つの蔵が残る。また、麦焼酎と言ってもお米と麦を1:2でブレンドするのが壱岐流。連泊して、ぜひ7蔵の個性を味わってほしい。その中でも、私のおススメは、重家酒造の村主。いつか紹介したい。

海の幸はもちろん、壱岐牛もいるので、お酒のお供にも困らない壱岐島。壱岐に、いきませう。


あ!! 自転車も飲酒運転はダメですからね!



(おしまい)

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