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『人を動かす』から、相手の立場に立つことの大切さを学ぶ

『カーネギー『人を動かす」の教え 見るだけノート』
監修 藤屋 伸二/宝島社

文章のわかりやすさ   ★★★★☆(4/5点)
イラストのわかりやすさ ★☆☆☆☆(1/5点)

感想①利他の精神を持つことで有利に

相手の立場に立つことが大切なのはみんなわかっているけれど、実行している人は意外と少ない。
だからこそ、相手の立場に立てる人はそれだけで競争を有利に進められる。

挨拶とかもそうですが、基本的なことができていない人が案外多いので、そこをきちんと実行するだけで貴重な存在になれるってお得ですよね。

感想②誰もが自分より優れた点を持っている

この考え方のメリット
(1)相手のいいところを見つけやすくなる
(2)相手をほめることで人間関係が良好に
(3)相手はほめられた点をさらにのばそうとする(はず)
(4)相手のいいところを学ぶことで自分も成長できる
(5)ほめて相手が喜んでくれれば、こちらもよい気分になれる

感想③議論で勝つ意味はない

<理由>
・理論で相手を負かせば、相手からの好意は得られない
・議論に負けても9割の人は自説を曲げない

<対応策>
・最初から議論しない
・思いやり・敬意を持つ
  →共感や理解する態度
  →相手の自尊心を満たす

勝つことの無意味さをこんなにすっきり理解できるとは思わなかった。
どうしても「勝ちたい」と思ってしまう気持ちがあるけど、そこをぐっとこらえる忍耐力が必要だな・・・。

印象に残ったこと①

「生まれてからこれまでにやってきた行為のすべては、
 自分の願望をかなえるためのもの」

ここまで言い切られるとは・・・という感じ。
でも確かにそうなんですよね。
「あの時こうすれば良かった」と後悔することはあるけれど、その時々で最善の選択をしているんですよね。

印象に残ったこと②

ほめられた相手はずっとそのことを忘れない。
長きにわたってほめてくれた人に好意を抱き続ける。

たしかに、ほめられることが少ない分、印象に残ってずっと覚えてたりしますよね。

TO DO①ほめ方を学ぶ

私はわりとほめるタイプだとは思うのですが、どうも心を込めて伝えるのが苦手。お世辞に聞こえてるんじゃないかと不安になることがあります。
ちゃんと気持ちが伝わるようなほめ方について具体的に学びたいです。

TO DO②旦那の趣味・関心事に興味をもつ

旦那とはあまり趣味が合わないのですが、旦那は私の趣味を理解し一緒に楽しもうとしてくれています。
なので、私ももっと旦那の趣味に興味を持つようにすべきだなと感じました。
とりあえずガンダムかな。

TO DO③他人に関心をもつ

他人に関心をもつことで人生は豊かになるそうです。
でも、私は元々他人への関心が薄い・・・。
関心をもつって無理にしようと思ってできるものではないような・・・。

そう思っていた時にふと頭に浮かんだのが『貢献』という言葉。
人生の軸の一つ。
『貢献の手段』として相手に関心を持つ、と考えれば少しはできるような気がするような・・・。

TO DO④自分と他人の願望を結び付ける

利他の精神はもちろん大事ですが、自分の意見も大切に。
両者の意見を結び付けられないかを模索するクセをつけたい。

この本の改善してほしいところ

記事の冒頭でも点数として評価させていただきましたが、イラストがわかりづらい・・・(>_<)
①背景に無駄な絵が多い
②どのセリフから読めばいいのかわかりづらい
③イラストもどの順番に見ればいいのかわかりづらい
④人の顔の特徴が少なく、どの人がどんな役割で描かれているのかわかりづらい

偉そうにすみません・・・。
でもタイトルが『見るだけノート』となっているだけあって、見開き2ページごとにわかりやすくまとめられているとは思います。

時間がない方もさくっと読める点はオススメです。


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